NYの秘密のアッコちゃんは、スピークイージー風

by • June 26, 2010 • NightlifeComments (0)1607

人材派遣をはじめ複数の会社を経営するハイチ系アメリカ人から、メールが届きました。彼は友達に週に1、2度一括で何かしらのインビテーションを送るのですよ。その日も、彼から今週2回目のお招きです。

「Any plans for this evening?」と題したメールの内容はと言うと・・・。

Going to a Dinner/Party in Little Italy ( 1930′s Speakeasy) very posh and fun.. Any interest?
Will be a nice group.
Let me know sooner than later.
リトル・イタリーで1930年代のスピークイージー=禁酒法時代を彷彿とする甘美な夜を思い浮かべると、思わず返信しちゃった私。「気をつけよう、甘い言葉と誘惑に」という言葉を完全に忘れてます。
↓Speakeasy、ヘミングウェイが通ったStork Clubはこんな感じ。
My Big Apple
すぐに返信が届いて
Well we will meet at STK at 9PM on 12 West little 12th st in the Meat Packing district, then head over there at 10PM.. I must be there for anyone to get in, It’s a Private Club.
STK とはご存知、マンハッタンで最も華々しい夜を演出するエリア、ミートパッキングに立つswankyなステーキハウス。ビジネスの接待ではPeter LugarWolfgang’sBenjamin 辺りが定番でしょうが、STKは気の置けない友人やデートで使いたいお店。なんせnot your daddy’s steakhouse(爆笑)ですから!!!
↓STK。アーバン・スタイルのステーキハウス。
My Big Apple
ハイチ系アメリカ人は彼のいつものように従弟と、初めて会う女性陣2名と男性1名を従えておりました。STKで皆さんはステーキを、私はフォアグラでを詰め込んだ後、目指すはいざ、リトル・イタリー。男性陣が乗るメルセデスのコンバーチブルのトップを閉じたままで、勢いよく発進です。
プライベート・クラブと言われて、どんなものかと期待に胸を弾ませておりますと・・・半地下の入口には屈強な黒人男性がスーツでお出迎えで、いかに予約が必須な秘密クラブっぽい!!!
ところが。
階段を下りて禁断の扉を開け・・・ガックリ。もーー・・・どこがプライベート・クラブなんですか。狭い店内の右側にはBARカウンターが、細い階段を上がるとラウンジが広がるだけで・・・。確かにインテリアはアールデコ風でしたが、テクマクマヤコン、秘密なアッコちゃんの「ひ」の字も感じられません。カードゲームに嵩じていたのには、もしかして高額なポーカーゲームだったりしたのかもですが・・・。確かに見目麗しい美女が数多く談笑している姿をみかけたとはいえ、これならBagatelle の方が、よっぽどマシというものです。
↓Bagatelle、食事はともかくNYヤッピーを鑑賞することができます。
My Big Apple
グレイグース・トニックをボンヤリ飲んでいると、ビックリ!!パーティー・アニマルの南米系ヘッジファンド関係者にバッタリ出くわしちゃったんですよ。彼らが来るとなると、このお店はかなり評価が高いと思われ。とは言っても、私はノリ切れず、彼らにSay helloした後、タクシーでお家へ帰っちゃいました。嗚呼嗚呼あ、プライベート・クラブだなんて誘い水に引っかかった自分に、深く反省した夜でした。
↓秘密の隠れ家チックですが、催される宴はサロン以下。
My Big Apple

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