2005年にNYに引っ越してから、ようやく念願がかないました!!!ニューヨーク証券取引所(NYSE)へ初訪問です!!NYMEXにはオフィスがあったので、フロアにも何度か訪問したことがあったんですが・・・。道のりは長かった。
NYSEは同時多発テロ事件が発生するまで、フロアを上部を走るバルコニーから誰でも見学することができたんです。今は昔で、NYSEに勤務する方々とのコネクションがなければ、フロア見学はおろか、内部に入ることもできません。しかし幸いなことに、パークアベニューのオフィスで知り合ったファンドマネージャーが、NYSEへの切符を手にしておりました。
NYSEを訪問した10月27日は、あいにくの雨・・・。でもウキウキ気分で心は快晴です。さらに入口の前に立つエクスチェンジ・ホールにクレーンで作業する人々を発見したり。何かとたずねてみると、バットマンの最新作「Dark Knight Rises 」で利用するため、「Stock Exchange」のロゴを変更していたんですね。将来の名作の製作場面に立ち会うことができるなんて、すでにラッキーです!
↓Stock ExchangeからGotham Exchangeに変わるのかしら?
そして運命のときがやって参りました!!NYSEへ入場しちゃいます!意外なことにスキャナーでのカバンのチェックは一回のみ。NYMEXは二回にわたって行われるんですけど・・・。しかも名前と写真が入っていれば、パスポートや自動車免許など政府が発行した身分証明書でなくてもOK。会社の入館証で、スンナリ入ることができました。まー、NYSEのフロアでブローキング業務を行う証券会社の方が随行していた、ということが大きいんでしょうが・・・。
米系証券で勤務するブローカーの方は、EUサミット後に300ドル以上もの大幅高だったこともあって、上機嫌♪私たちに向かって「きっときみたちは、幸運の女神たちなんだなぁ」と、饒舌です。いやー大幅安の日に訪れていたら、多少はムードも変わっていたでしょうね・・。
NYSEの内部はご覧のとおり。電子取引の発達によって、今では場立ちは大幅縮小。最大では5500人いたそうですが、今では700人程度だそうです。
↓Getco、映画「ウォール街」のゴードン・ゲッこーの会社じゃありませんよ~。
↓オープニング/クロージングベルの舞台。意外に小さい・・・。
NYMEXでは写真撮影が完全不可で、建物の前でもガードマンに注意を受けるほどの厳戒ぶりでした。しかしNYSEは、「フラッシュさえたかなければ、写真撮影OKだよ」と、ここでも呆気なくグリーンライトが点灯。意外な展開に狂喜乱舞して写真を撮影しまくったことは言うまでもなく。
とある証券会社のブースにたたずむ老紳士は私たちをみて、「こっちへいらっしゃい」と手招きして写真撮影に参加して下さいました。最初は中国語で話しかけてきたこの紳士、日本人だと分かると「モシモシ」、「タクサンオカネ」だなんて、片言の日本語を披露してきたんです。聞くところによると、米軍に在籍した頃に北海道にいらっしゃたんですって。
退役後に証券業界に鞍替えしたこの紳士、順調に相場の波をかいくぐり、今でも現役でピットに立っております。アイデンティフィケーションでもある名札が2桁、というのがミソですね。30年NYSEで場立ちを続けた方でも「3●●」と3桁でしたから、彼のNYSEでのキャリアの長さが分かるというもの。
功績のほどは、彼が有する写真が雄弁に物語っております・・・なんと米国随一の投資家、ウォーレン・バフェット氏との写真を掲げているんですよ!!しかもおちゃらけた顔で撮影しており、気心の知れた仲と思われ。今後も相場の生き字引として、闊達に活躍していただきたいものです。
↓とってもチャーミングな方で、「またおいで~」とおっしゃって下さいました。
Comments
今年のハロウィーン、NYも雪化粧で仮装 Next Post:
NYSEの後は、パブで一杯ならぬいっぱい・・