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セレブからNYマダムが通う究極サロン、ウォーレン・トリコミ in プラザホテル

by • November 16, 2011 • Out & AboutComments (0)17950

実はワタクシ、約2週間後に日本へ一時帰国するんです。約2年ぶりの帰国に際し、日経CNBCの「News Zone」にお邪魔することになったので、白髪隠しのギャル風茶髪から、金融女子系エレガントへの格上げ断行です。日本の一流企業に勤める神戸山手エリアのコンサバ・シック風お友達に相談したところ、「Warren Tricomiに行きなさい」。私には「???」のクェスチョンマークが浮かんだ聞きなれない名前だったんですが、実はこちら、NYで五本の指に入るといわれる、究極のサロンだったんです。
「ウォーレン・トリコミ」は、カラーの魔術師ジョエル・ウォーレン氏が始めたサロンに、ロックスターなスタイリストであるエドワード・トリコミ氏が1989年に共同オーナーに加わってできました。スタイリストのエドワードさん、ファッション誌VOGUEのポリー・メロン編集長がドライで鋭利で完璧なヘアカット技術が見込んで取り上げた結果、ウォーレン氏の目に止まり共同経営者に就任したんです。彼が抜けた後、元の職場の高級サロンは店じまいを強いられたほど、売れっ子だったそうです。
エドワードさんは、その名にあるようにジョニー・デップをスターダムに押し上げた映画、「シザーハンズ」のモデルなんですって。もちろん愛称は英語の映画タイトルそのままの、「エドワード・シザーハンズ」ですって。
↓サロンにて左がジョエル・ウォーレン氏、右がエドワード・シザーハンズです。

My Big Apple

エドワードさんがイブ・サンローランやエマニュエル・ウンガロなどプレタポルテの常連高級ブランドとコラボしてきただけに、セレブをはじめNYのお金持ちマダムが通うこのサロン。もちろん一等地に構えるだけでなく、NYのランドマークの中にございます。そう、あのプラザ・ホテルに燦然と現れるのです!為替の世界からライターの道をひた走る私にとっては「プラザ合意」の舞台ですから、ここに足を踏み入れるのは非常に感慨深いものがあります。
人生初めて、プラザ・ホテルへ、いざ出陣。G5がドル安協調を決定した場面を脳裏に描きつつ・・お店を探すも見当たらない!あれ、と思ってロビーに入って左側にある扉の前に立つ黒人男性に尋ねると、奥に入って左に曲がった階段の向こうと言われました。奥へ進みながら、豪勢かつ贅を極めた装飾に心は動かされっぱなしです。ちなみにチェックインのための受付は、ガラス扉で仕切られドアマンが立ちはだかり、完全に宿泊客オンリーとなっています。
↓高貴であり優雅、格調高きボザール様式のインテリアにうっとり。
My Big Apple
My Big Apple

↓ピアニストが最高の夕べを演出、バロック音楽を生演奏。
My Big Apple

MCMなど高級店の向こうにある階段を上がって、いよいよ潜入!超ド級の有名店なだけに、絢爛ながらもNYらしいスタリッシュさが端々にちりばめられています。普段はあんまり気遅れしない方なんですが、今回はちょっとドキドキしちゃいました。

お客さんは、「紳士は金髪がお好き」そのままに、ミリオネアの妻たちらしき金髪女性が多いこと多いこと。ほぼ7割はブロンド女性でしたね~。この日は子供連れで来店した全身シャネルのマダムやら、男性ではプラザ・ホテルに宿泊するロシアの富豪らしき男性も見かけました。超高級サロンなだけに、お店を紹介してくれたお友達、このサロンでワールド・トレード・センターを所有するユダヤ系のマルチ・ミリオネアであるシルバースタイン家の御曹司と出会ったんですって。ハイソなニューヨーカーの顔が、ここに一同に会するわけですよ。

超がつく高級サロンなだけに、用意するドリンクはお水やお茶だけではありません。ワインまでそろえてあります!!さすがカットだけで約200ドルするだけに、おもてなしも最高を目指してるんでしょう。私を担当して下さったタカシさんはお店の売れっ子なだけに、カラーとカットならゆうに400ドルを超えるんですって。これにチップが加わるわけですから、その価格たるや、庶民じゃ絶対手に届かない!!私なんてこの機会だからこそトライしましたが、おいそれと入店できませんよ…。

↓黒を基調にエッジを利かせながら、ラグジュアリー感を忘れない。
My Big Apple

聞くところによると、40人から50人のスタッフを要するこのお店に日本人が4、5人働いているそうな。他にもアジア人はいらっしゃるんですが、日本人が1割を占めているのは、和の職人技の証かとお見受けいたします。もちろんタカシさんのスタイリングの技は、申し分なく満足満足~。サロン帰りに会ったフレンチ系の友人も、大絶賛でした☆おかげ様で、一時帰国の準備がひとつ、つつがなく終わりました~。

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