火災報知機の誤作動、その謎は太陽が握る

by • January 27, 2012 • NY TipsComments (0)2571

25日の夜は、料理担当の家人が仕事の都合で帰宅が遅くなるというので、私がお夕食を作ることになりました。冷蔵庫の有り合わせで、すき焼き風野菜炒めとバターナッツスカッシュのマッシュをこしらえ始めたんです。
アパートにあるジムで20分走って爽快な汗をかいた後、シャワーも浴びずに手だけ洗ってマッシュからはじめお夕飯をせっせと作って、すき焼き風野菜炒めが出来上がった後、事件が発生したのです。換気扇に煙が吸い込まれていたにも関わらず、突如、部屋に「ピピピー・・・ピピピー」とけたたましいアラートが鳴り響いたのですよ!!!
そうです、火災報知機の警報です。アパートのフロア中にとどろかんばかりの大音量で鳴り続けるではありませんか・・。私が料理するとき、鳴ったことなんて一度もないのに・・・キッチンカウンターの横に据えた高低の伸縮自在のスツールを担ぎ、天井近くに据えてある火災報知機に手を伸ばすも、ああ無情。身長160cmの私では、ゆうに3mを超える天井付近に手が届くはずもなく・・・泣く泣く、六本木心中ならぬ、火災報知機心中です。家人が帰ってくるまで、誤作動したらしい警報と共存する決意を固めました。とはいえ、もちろん家人に電話して、速攻帰宅を要請しましたけどね。
↓手の届く範囲にコントローラーを設置して!(注;写真は我が家ではありません)。
My Big Apple
家人に電話してから30分。ようやく身長180cmを超える彼のおかげで、警報は止まりました。しかし。止めたはずアラートが再び、料理が終わって煙すら出ていない部屋のなかでがなり立てたのです。食事を始めても、5分ごとに鳴り出す始末で、家人はもう堪忍袋の緒が切れ、ついにはバッテリーを外してしまいました。安心して食事に取り掛かったところ・・・それでも、警報が鳴り始めたんです!!意味不明です!!
何とか配線を抜いて警報を止めたところで、うちの家人が膝をポンと叩いて、「Must be the solar storm!」と一人で納得するではありませんか。そのとき私もハタと気づきました、2005年に一度の事象が発生していたことを。
25日といえば、太陽のコロナガスが大噴出した日。2005年以来のすさまじい規模だったことから以前から影響が出ており、衛星や飛行機のルート変更が余儀なくされたといいます。航空会社は、北極圏のルートを回避したとか。空だけではありません。コンピューターをはじめ、画像システム、遠GPSなどなど、ハードウェアの誤作動まで生じるリスクが警告されていました。もしかしたら、我が家の火災報知機も、例外ではなかったのかも・・・と思うと、太陽のエネルギーの偉大さに感服するばかりですよ。
↓コロナガス大噴出のポジティブ要因は、世界で大量発生したオーロラでしょうか。
My Big Apple

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