When Will The September Jobs Report Be Released?
米9月雇用統計は4日発表のところ、政府機関の閉鎖のおかげで先送りを余儀なくされてます。問題は、いつになったら日の目をみるか。CNBCのFed担当レポーターであるスティーブ・リースマン氏は7日、「情報筋によると米労働省は統計をまとめるのに3日」と伝えていました。
ドイツ銀行も、同様の見解を有しています。1995年12月16日-96年1月6日と21日にわたって政府機関が閉鎖した折、従来の発表予定は1月4日。結局、21日間の閉鎖を経て、米12月雇用統計の発表まで1月16日まで待たねばなりませんでした。
ただし、当時は政府機関の閉鎖が調査期間にまたがっていたんです。今回は調査期間とかぶっておらず、数日で発表が可能になるといいます。その上で、ドイツ銀行は米9月雇用統計・非農業部門就労者数(NFP)の予想を17.0万人増、失業率を7.3%で据え置いてました。
政府機関の閉鎖の影響、米9月雇用統計だけが被るわけではありません。
バークレイズは米10月雇用統計にこそ、警鐘を鳴らします。NFPは事業所ベースで政府機関の閉鎖は関係しないものの、失業率は米国勢局の管轄でインタビュー形式で行われますよね。従って閉鎖が長期化すればサンプル数が少なくなるだけでなく、調査自体が実施できるかどうかも不透明。10月失業率に対する信頼性が損なわれかねず、反動で11月分への判断も困難となりえます。
以上の理由から、バークレイズはFedが「失業率よりNFPを重要視する」と予想。また「3ヵ月移動平均で4月の22.4万人増から8月に14.8万人増へ減速していることに一段と焦点が当てられ、ハト派の発言力が高まる」との見通しも示してました。そうなると、年内の量的緩和(QE)縮小見送りに真実味が出てきますねぇ。
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