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バロンズ版:2014年高利回りランキング

by • January 12, 2014 • Latest NewsComments (0)1792

Barron’s 2014 Ranking For Great Yield Hunters.

2014年が幕開けして、約2週間。Fedが資産買入の縮小に踏み切り米金利が上昇を続けるなか、バロンズ誌が今年版高利回り投資ランキングを発表しました。ゼロ近辺の低金利政策に2%割れのインフレなら、3−7.5%の利回りレンジで利益を得られると指摘しています。

2013年は、胸を張って「予想的中」と明記する結果に。
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(出所 : バロンズ誌)

以下、同誌の推奨ランキングを1位からみてみましょう。

1位 高配当利回り銘柄
配当利回り3%以上の銘柄に注目。利益に対する配当金の割合が依然低いため、増配の期待も大きい。
ファイザー (PFE)、メルク (MRK)、フォード・モーター (F)、シスコ・システムズ(CSCO)、フィリップ・モリス  (PM)、シェブロンが3%以上の銘柄。3%手前ならコカ・コーラ (KO)、JPモルガン・チェース (JPM)、キャタピラー (CAT)、エクソン・モービル (XOM)。

2位 地方債
非課税の地方債は魅力的で、高格付けの10年物なら2.5%付近となっている。超長期なら4.5−5%と、米30年債利回り3.8%より高い。2013年後半から地方債は投資信託フローで売り越しの流れが継続していたものの、年明けからは銀行、保険の需要を投信の売り圧力を吸収する可能性がある。また、1日1万人が65歳を迎えるベビーブーマー世代が定年後の税金対策として非課税の地方債へ資金を流入させる公算も大きい。Vanguard Intermediate-Term Tax-Exempt (VWITX)なら利回りは3%で、経費率も0.2%と低い。同誌では、Nuveen AMT-Free Municipal Income (NEA) も代表銘柄に挙げている。

3位 REIT
商業不動産はインフレ環境下で価格が上昇する傾向が高い。2013年のリターンは金利上昇の打撃から3%だったものの、5−10%が期待できる。 Simon Property Group (SPG) は、同誌の2014年推奨銘柄のひとつ。その他の代表銘柄であるAvalonBay Communities(AVB) と Equity Residential (EQR)の利回りは、3.5%付近だ。

4位 通信銘柄
AT&T(T)とベライゾン(VZ)は、スプリント(S)とTモバイルによる追撃とスプリントによるTモバイル買収観測で年明けから鈍いスタートを切った。ただし投資家の杞憂に終わる可能性がある。ベライゾンの株価収益率(PER)は14倍、配当利回りは4.5%、株価は47ドル。ベライゾンは英ボーダフォンが保有する合弁のベライゾン・ワイヤレス株45%を1300億ドル相当で取得すれば債務が増加する見通しだが、業績拡大につながるだろう。AT&TのPERは13倍、配当利回りは5.5%、株価は34ドル。

5位 転換社債
2013年に転換社債発行高は480億ドルと、過去2年間の合計額に匹敵する水準へ膨らんだ。25%もの高リターンを成し遂げ、今年も堅調な成果期待できる。今年発行分の利回りは2−3%程度と推算されるものの、株高での利益で補えよう。株価が下落しても社債であり値下がりの影響をほぼ受けず、投資家の注目を集めうる。MainStay Convertible (MCOAX) は2013年に25%のリターンを挙げた。Bancroft fund (BCV) とAdvent & Claymore Convertible Securities & Income fund (AVK)は純資産価値を踏まえると割安で、20億ドルの規模ならSPDR Barclays Convertible (CWB)だと利回りは 3.6%だ。

6位 電力銘柄
バロンズ誌では2013年、金利上昇懸念と家庭用ソーラーパネル設置に伴う需要鈍化観測から電力銘柄への推奨プラグを外した。S&P500構成銘柄での公益セクターは2013年4月のピークから10%下落。13年のリターンは13%だった。ただし配当利回りは4%と試算され、Utilities Select Sector SPDR (XLU)の利回りは 3.9%。電力銘柄のPERが14倍という点も、プラス材料だ。個別なら平均利回り以上のサザン・カンパニー(SO) 、デューク・エナジー (DUK)、PERの低いPG&E (PCG)が挙げられる。

7位 優先株
2013年終盤にかけての債券売りを経て、優先株の配当利回りは7%。高利回りに加え税金対策の面で、社債並びに普通株より魅力的だ。何よりニューヨーク証券取引所で売買されているため流動性が非常に高く、個人投資家でも取引しやすい。iShares U.S. Preferred Stock (PFF)は2013年にマイナス1%のリターンに終わったが、利回りは6.5%だった。

8位 ジャンク債
利回りは足元5.7%で、さほど魅力はない。比較的リスクの低いジャンク債は利回りに飢えた投資家が取得済みで、供給不足である点も否めず。最近ではジャンク級企業向けローンを商品化した融資ファンドが注目されているがPowerShares Senior Loan Participation (BKLN)で利回りは4%、iShares High Yield Corporate (HYG)でも6%程度だ。

9位 マスター・リミテッド・パートナーズ(MLP、共同事業形態)
アレリアンMLP指数は2013年に27.6%も急伸し、通信銘柄をはじめ公益やREITと比較し魅力的とは言えない。バリュエーションでも通信や公益を2倍も上回っており、税制上の利点は織り込み済みだ。配当利回りは平均5.5%である一方、配当支払いが這々の体である企業が多い点も懸念材料。配当利回りは4%近辺と平均以下ながら、配当支払いに余裕のあるEnterprise Products Partners (EPD) とPlains All American (PAA)狙い目か。MLP関連の2大ETFは、Alerian MLPETF (AMLP) とJPMorgan Alerian MLP Index ETN (AMJ)。

10位 米国債
米10年債利回りは2.9%、米30年債利回りは3.8%と2013年の水準を上回る。株式相場の下落と反比例するため、投資の多様化につながる点も魅力的。米財政赤字が減少基調にあるほか、Fedの資産買入も規模を縮小しつつこそ継続中で、しかも年金をはじめとした投資家による買いも相場を支えうる。米国債ETFの代表格iShares 20+ Year Treasury Bond (TLT)は3.9%、iShares 7-10 Year Treasury Bond (IEF)は2%と低水準にあり、インフレ連動債のETFであるiShares TIPS Bond (TIP)に注目か。

(カバー写真 : Leinvest )

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