Twitter Shares Tumble, User Engagement And Outlook Disappoint.
簡易メッセージ投稿サイトのツイッターが取引終了後に発表した7−9月(第3四半期)決算では、純損失が前年同期比172%増の1億7550万ドルだった。 調整済み1株当たり利益は1セントと、市場予想と一致。売上高は114%増の3億6100万ドルと、市場予想の3億5140万ドルを上回った。売上のうち、広告収入は109%増の3億2000万ドルと寄与。動画広告「プロモーティッド・ビデオ」を試験的に導入するなど新たなツールが収入を押し上げており、モバイル広告は全体の85%を占めた。データ・ライセンス・その他は171%増の4100万ドル、海外収入は176%増の1億2100万ドルだった。
アクティブ・ユーザー数は前年同期比23%増の2億8400万人と、市場予想と一致している。シーズン開幕に備え、ナショナル・フットボール・ルーグ(NFL)とのタイアップを強化したため利用者増加につながり、4−6月期の24%増からわずかな鈍化にとどまった。アクティブ・ユーザー数のうち、モバイル利用者は80%と4−6月期の78%から小幅に上昇。総閲覧数は14%増の1810億件と、市場予想を小幅に下回った。ただしユーザー利用度は、芳しくない。1人当たりタイムライン閲覧数は、前期比7%減の636件だった。米国でも6%減の774件と、2期連続でマイナスを示している。
2014年通期の売上高は4億4000万—4億5000万ドルと見込み、中央値は市場予想の4億4880万ドルに届かず。結果を受け、時間外取引で一時10%以上も急落した。
——アナリストからは「決算自体は悪くなかったものの、見通しとユーザー利用度を受けて割高感が台頭した」との指摘が聞かれていました。7月末には予想株価収益率(PER)が200倍以上に達した銘柄ですし、少しでも失望の影が差せば売り叩かれてしまう地合いができていたのでしょう。
(カバー写真:AP)
Comments
アップル・ペイ、米大手ドラッグストア2社は採用中止 Next Post:
リンクトイン・ユーザーが選ぶ、働きたい企業ベスト100