Obama To Embark On Major Overhaul Of Cuba Relations.
キューバ政府が2009年12月から拘束していた米国人のアラン・グロス氏を解放したため、オバマ政権は50年以上におよぶキューバ制裁を緩和する方針だ。
関係者によると、オバマ政権はキューバ政府と経済・通商・外交関係の正常化を目指し協議する見通し。金融制裁解除を背景にクレジットカードやデビットカードの利用が可能となるほか、渡航も解禁される見込みとあって制裁解除による恩恵が期待される銘柄に買いが波及している。
クルーズ関連のロイヤル・カリビアン・クルーズは一時3.9%高、カーニバルも3.5%高迎えた。キューバに特化したファンド、ハーツフィールド・カリビアン・ベイジン・ファンド(ティッカー:CUBA)は一時38%も急伸している。輸出が期待されコカコーラが一時1.6%高だったほか、インフラ事業の参入観測からAT&Tも0.5%高と堅調。鉄道関連もフロリダ州に本社を置くCSXトランスポーテーションも小幅高となり、幅広く買いが入った。なお今回、キューバ政府から解放されたグロス氏はインターネット敷設関連事業に携わっていたという。
マンデラ元大統領の国葬で、カストロ議長に握手を求めたオバマ米大統領が思い出されます。
(出所:Stripes)
キューバ系アメリカ人のマルコ・ルビオ米上院議員(フロリダ州)は、報道を受け「キューバの民主化と人権をさらに高める一歩」と歓迎の意を表明。貿易、銀行での関係正常化につながるとの考えを示した。首都ハバナに大使館を発足させる可能性にも、言及した。
オバマ米大統領は、現地時間正午で行った記者会見で「50年以上に及ぶ隔離政策は実を結ばなかった」と発言。その上で「時代遅れの政策アプローチにピリオドを打つ」と述べた。
(カバー写真:NBC News)
Comments
2014年を振り返る:一番検索された言葉は? Next Post:
米11月CPI、ドル高も重なり2008年12月以来の低水準