What’s The Best Job In The U.S. ?
米国で持ち家率は約20年ぶりの水準まで落ち込んでいますが、この仕事に就いている方ならマイホームへの道筋はそんなに遠くはないのかもしれません。
その職とは、ズバリ歯医者。U.S.ニュース/ワールド・レポートが米労働省のデータを元に「2015年版:最良の仕事100」を調査して、明らかになりました。
芸能人でなくともアメリカ人は歯が命なので、矯正需要が高いのも魅力。
(出所:Drpearly whites)
歯医者がトップに立った理由は、4つ。
1)0.4%と低い失業率
2)ヘルスケア関連の職種にしては、規則性のある労働時間
3)年収の中央値は14万6340ドル(約1730万円)、時間当たり賃金の中央値は72.74ドル(約8620円)
4)求人件数は、2012年から2022年に16%増加(2万3300件)する見通し
以上の観点から、5点中4.1点を獲得しております。米12月雇用統計での時間当たり賃金と比較すると、経済的な安定度も格段に違いますね。では、その他の上位をみてみましょう。求人件数の増加幅は2012年から2022年までの伸びを示し、年収中央値は2013年ベースとなります。
2位 ナース・プラクティショナー 4.1/5.0
失業率:0.7%
年収中央値:9万2670ドル(約1100万円)
求人件数の増加幅:23万7100件(33.7%増)
3位 ソフトウェア・デベロッパー 4.0/5.0
失業率:2.7%
年収中央値:9万2660ドル(約1100万円)
求人件数の増加幅:13万9900件(22.8%増)
4位 医者 3.9/5.0
失業率:0.7%
年収中央値:18万6850ドル(約2210万円)
求人件数の増加幅:12万3300件(18%増)
5位 歯科衛生士 3.9/5.0
失業率:1.9%
年収中央値:7万1110ドル(約840万円)
求人件数の増加幅:6万4200人(33.3%増)
ご覧の通り、トップ5のうち4位を医療関連が占めました。ベスト10へ枠を広げても理学療法士をはじめ看護師や医師助手などが並び、圧倒的な強さを誇ります。医療保険制度改革(オバマケア)の恩恵に加え移民の増加、そして高齢化の波に乗り、日本だけでなく米国でも医療業界の成長性は他の追随を許しそうにありません。
(カバー写真:worldoflard)
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