Mortgage Applications Fall Sharply As Rates Rise.
全米抵当貸付銀行協会 (MBA)住宅ローン申請件数指数は、6月26日週に前週比4.7%低下し366.5となった。前週の1.6%の上昇から、反落している。借換が5.2%低下の1307.7と、過去5週間で3回目のマイナスを迎え2014年12月以来の低水準。前年比では、3週ぶりに低下し1.2%となる。新規4.1%低下の199.2と、前週の1.2%の上昇から落ち込んだ。前年比では13.9%の上昇となり、前週の18.1%から減速。17週連続でプラス圏を保つ。
30年固定金利型の住宅ローン金利(平均)は4.26%と前週の4.19%を大きく超え、2014年12月以来の高水準をつけた。2013年5月以来の低水準を示した1月30日週の 3.79%から20週連続で上振れしている。15年固定金利型(平均)は3.44%と、 前週の3.38%から上昇。FHAのローン金利も4.04%となり、前週の3.96%を超え直近で最高を示した。
住宅ローン申請件数指数、6月に入ってからは伸び悩み。
(出所:CNBC)
申請全体に占める借換の割合は48.9%と、前週の49.0%から低下。金利上昇を反映し、再び低下トレンドへ戻している。借換は2014年5月以来の低水準近くを維持し、2013年5月以来の高水準となった1月16日週の73.9%から大きく遠ざかったままだ。一方で全体に占める金利変動型の割合は前週に続き7.0%、2014年12月以来での最高を保つ。
MBAのマイケル・フラントーニ主席エコノミストは、結果を受け「ギリシャ支援協議膠着にも関わらず米経済指標の強含みで金利が上昇した」と振り返った。
——やはり、金利上昇には勝てないのか。借換・新規ともに大幅低下に転じ、前週分の上昇を完全に打ち消しました。金利変動型ローンの割合は変わらずながら、直近で最高を維持。ローン支払いの数年間は低金利で抑えられる点が魅力の商品への需要の高さが伺えます。
(カバー写真:Mark Moz/Flickr)
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