July Federal Reserve’s LMCI Advances 3-Month In A Row.
米連邦準備制度理事会 (FRB)が発表した米7月労働市場情勢指数(LMCI)は、1.1ポイント上昇した。6月の1.4ポイントの上昇(0.8ポイントから上方修正)と合わせ、3ヵ月連続で上昇。米7月雇用統計と、ほぼ整合的な内容と言える。なお3〜4月における2ヵ月連続での低下は、2012年5〜6月以来初めてだった。
バークレイズのジェシー・ヒューウィッツ米エコノミストは、 結果を受け「景気回復サイクルでの上昇幅は324ポイントに達し、2008年1月から2009年6月までの367ポイントに及ぶ低下幅を90%打ち消している」と指摘。このまま上昇が続けば、完全に相殺するまで「約10ヵ月」掛かると弾き出し、3ヵ月連続で据え置いた。
——米7月雇用統計・NFPに合わせ順当に上向いたものの、引き続き2014年10−12月期の平均値6.8、および2014年平均値5.4にも大きく水を開けられていました。労働生産性や潜在成長率の低下が懸念されるなか、Fedは労働市場が底堅いペースで改善している間に利上げ開始に着手する可能性が残ります。
(カバー写真:Bill Jacobus/Flickr)
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