NFP Revisions Suggest Not So Strong Payrolls.
米連邦公開市場委員会（FOMC）による政策決定直前、12月利上げ派に追い風が吹いています。
米経済分析局（BEA）は17日、年次改訂を経て2015年3月までの12ヵ月間におよぶ非農業部門就労者数（NFP）を20.8万人（0.1％減）下方修正しました。これまでの平均値26.0万人増から、24.3万人増へ引き下げられます。セクター別では、原油安を背景に鋼業で下方修正が目立ちました。
12月利上げ派のBNPパリバは、下方修正を受けて「FOMCに大きな影響を与えるとは考えづらいものの、今回利上げを見送るとの当方の認識と整合的」との見方を寄せていました。一方で9月利上げ派は24.3万人増を順風満帆と判断、政策決定へのインパクトは限定的と一蹴しています。さて、軍配はどちらに上がるのでしょうか？
（カバー写真：Fabrice Florin/Flickr）
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