NYC Marathon Financially Sweetens Big Apple.
いよいよ今週末の11月1日に迫りました、ニューヨーク・シティ・マラソン。主催がINGからタタ・コンサルタンシーになって2年目、筆者もスタッテン・アイランド、ブルックリン、クイーンズ、ブロンクス、そしてマンハッタンと市内5地域を駆け抜けます!あいにく先ごろ、皇居でトレーニング中に転倒して両膝を負傷してしまいましたが・・トホホ。
スタートは、スタッテン・アイランドでゴールはセントラル・パーク。
(出所:MTA/Flickr)
世界5大会(ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ)のひとつであるだけに、参加者はざっと5万人を数えます。東京ドーム1個相当の人々が大挙するとあって、当サイトとして気になるのは経済効果。一体、NY市はどれほど潤うのでしょうか?
主催者であるニューヨーク・ロード・ランナーズ(NYRR)がAECOMを通じて行った調査では、2014年は世界130カ国から5万530人が参加しました。そのうち過半数の約2万5800人が開催1週間前にNY市入りしたといいますから、遠方からの来訪者ということになります。
出場者だけでこの数ですから、同伴者も加えると経済効果は膨大になるわけですよ。NY市が徴収する消費税・宿泊税の総額は、何と2220万ドル(約26億6400万ドル)に及ぶのだとか。
ホテルやら食事やら色々を含めた総額はというと・・・4億1500万ドル(約500億円)!!中国湖南省常徳市がドイツ・ハノーファー市の街並みを再現するための予算に匹敵します。たった1日だというのにファッション・ウィーク1回分、約1週間にわたる効果とほぼ変わらずだなんて、さすがです!
NYシティ・マラソンは1970年に開始し、当時の参加者はたった127人でした。今では5大会の一角を担うだけでなく、世界で最大の出場者数を誇ります。そう考えると、これほどの経済効果は納得ですね。
(カバー写真;taconicrr/Flickr)
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