40% Of S&P500 Companies Are Still In Bear Market.
バロンズ誌が”ベアマーケット・ラリー”の可能性を報じていましたが、他のメディアも足元の米株上昇に懐疑的な見方を投げかけています。
USAトゥデーがS&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのデータを元に報じたところ、S&P500の構成銘柄のうち198社、約40%が未だ弱気相場にあるといいます。
エネルギー関連は高値から70%近く下落している銘柄も。
(出所:CNBC)
2月11日の安値から時価総額は1.6兆ドル取り戻したとはいえ、昨年の高値から2.2兆ドル失われたままという状況。弱気相場入りを続けるのは、エネルギー関連だけではありません。アップル株も高値から23.8%下落するほか、2015年の売りがたたって年明けからアウトパフォームしていたウォルマートも高値から20.4%安と、弱気相場に陥ったままです。
翻って、年初来動向を見てみましょう。
(出所:Investing)
ご覧のようにエネルギー関連のほか金鉱株、食品、メイシーズやギャップなど消費財関連の上昇が目立ちます。ただご覧のように、1年前から弱気相場入りしたままの銘柄も優勢なんですね。
足元の上昇相場は、少なくともショートカバーの色彩が強いということが言えるでしょう。
(カバー写真:Nicole/Flickr)
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