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BREXIT後、残留派イギリス人が移住すべき都市ベスト20

by • June 28, 2016 • Latest News, NY TipsComments Off3105

Where To Move For British After Brexit.

6月23日の国民投票で、欧州連合(EU)からの脱退を決定したイギリス人は既にREGREXIT(Regret=悔やむ+Exit=出口)モードに突入し結果を後悔しているようですね。

後悔先に立たず。キャメロン英首相が国民投票やり直しの嘆願を却下しました。EU残留派で失意に沈むイギリス人を鼓舞すべく、彼らが移住すべき都市ランキングをご紹介しましょう。その名もescapethebrexit.comが選んだ都市はこちら。生活費、治安、大気状況、労働市場、英語レベル、ナイトライフ、外国人の生活しやすさ、同性愛者への肝要度など多数の項目で構成されたノマド(遊牧民から転じ時間や場所、組織に縛られないスタイル)スコア並びにライフスコアを軸に弾かれています。なお、生活費は郊外での住宅費と自炊が基になっています。

20位 リール(フランス)
ノマドスコア:8.9/10
ライフスコア:9.2/10
生活費:約12万円

19位 ニース(フランス)
ノマドスコア 8.7/10
ライフスコア 9.3/10
生活費:約12万円

18位 東京(日本)
ノマドスコア:8.9/10
ライフスコア:9.3/10
生活費:約17万円

17位 ベルン(スイス)
ノマドスコア:9.0/10
ライフスコア:9.3/10
生活費:約15万円

16位 バンコク(タイ)
ノマドスコア:9.7/10
ライフスコア:9.3/10
生活費:約7万円

15位 ニューヨーク(米国)
ノマドスコア:8.2/10
ライフスコア:9.3/10
生活費:約33万円

14位 フランクフルト(ドイツ)
ノマドスコア:8.5/10
ライフスコア:9.3/10

13位 ヨーテボリ(スウェーデン)
ノマドスコア:8.4/10
ライフスコア:9.3/10
生活費:約13万円

12位 サンフランシスコ(米国)
ノマドスコア:7.9/10
ライフスコア:9.3/10
生活費:約38万円

11位 レスブリッジ(カナダ)
ノマドスコア:8.5/10
ライフスコア:9.3/10
生活費:約15万円

当然ながら欧州が5ヵ国と最も多く、次いで北米大陸が3ヵ国と続きます。フランクフルトは、欧州中央銀行(ECB)の本拠地ながら「退屈な街」という称号を併せ持つ。ロンドンが金融都市の座を奪われれば、恩恵を受ける可能性は濃厚で汚名返上となる期待が高まりますね。アジアの都市別では東京は18位で健闘し、バンコクが16位にランクイン。それぞれ、美食の都市としても知られるだけに上位を射止めました。

街づくりに職人技が光る東京、もとい日本は御飯がおいしい上にチップいらずでステキです。
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(出所:My Big Apple NY @たん熊 in 京都)

10位 ボルチモア(米国)
ノマドスコア:8.8/10
ライフスコア:9.3/10
生活費:約18万円

9位 ケロウナ(カナダ)
ノマドスコア:8.8/10
ライフスコア:9.3/10
生活費:約11万円

8位 済州島(韓国)
ノマドスコア:9.6/10
ライフスコア:9.4/10
生活費:約7万円

7位 ポートランド(米国)
ノマドスコア:8.9/10
ライフスコア:9.4/10
生活費:約15万円

6位 ゴールウェイ(アイルランド)
ノマドスコア:7.3/10
ライフスコア:9.4/10
生活費:約13万円

5位 ミュンヘン(ドイツ)
ノマドスコア:9.0/10
ライフスコア:9.4/10
生活費:約13万円

4位 ロサンゼルス(米国)
ノマドスコア:8.3/10
ライフスコア:9.5/10
生活費:約16万円

3位 ボルダー(米国)
ノマドスコア:8.9/10
ライフスコア:9.7/10
生活費:約16万円

2位 マイアミ(米国)
ノマドスコア:9.3/10
ライフスコア:9.8/10
住民の生活費:約20万円

上位9位になると、6ヵ国を北米が占めました。ポートランドやボルダーなど、近年ではアメリカ人の人気都市ですからベスト10圏内はむべなるかな。そのほか2ヵ国を欧州が占め、アジア1位は韓国となりました。後者に関しては過去のトレンドとして米欧各社がアジアの本社を東京からシンガポールや香港に移転している事情を踏まえると、不思議な位置づけだと感じるのは筆者だけでしょうか。

気を取り直して、栄えある1位はといいますと・・・。

ベルリン(ドイツ)です!ノマドスコアは9.4、ライフスコアは10点満点でした。住民の生活費は822ポンド(約12万円)也。EUの盟主たるドイツの首都が1位に輝くのは、至極納得。ただし、ドイツが外国人にやさしいかは別の話。移民受け入れの面では確かに一時期ハードルが低かったものの、いざ移住してみればドイツ語を習得する必要性もあって必ずしも外国人ウェルカムな国とは言いづらいのが実情です。今回、1位だけではなく上位の都市に対しては筆者のイギリス人からアメリカ人の友人まで生活費も含めて首を傾げることが多く、ランキング自体を鵜呑みにすべきではないでしょう。

いずれにしても、イギリス人の方々にはBREXITに憂いを感じて国外に脱出してもらうより、ぜひお国の立て直しに尽力して頂きたいものです。

(カバー写真:frankieleon/Flickr)

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