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バロンズ:ダウ11連騰、1987年以来の快挙の裏で米金利低下

by • February 26, 2017 • Finance, Latest NewsComments Off706

Barron’s : The Conundrum-Yields Decline While Dow Enjoys 10 Consecutive Win.

バロンズ誌、今週のカバーはバイク製造大手ハーレー・ダビッドソンを掲げる。トランプ米大統領は同社の幹部と労働組合の面々を迎えるにあたり「ハーレーを保有することは素晴らしい」と語ったが、目の前には障害が立ちはだかる。コア購買層である白人中年層男性の人口は減少をたどり、ドル高は海外での需要を蝕む上に同社は海外での競争力を確保するため値上げを手控え利益が圧迫される状況だ。イージー・ライダーならぬアンイージー・ライダーで終わるのか、詳細は本誌をご覧下さい。

当サイトが定点観測するアップ・アンド・ダウン・ウォールストリート、今週はダウの上昇と債券の動きに着目する。抄訳は、以下の通り。

債券投資にアクティブな声=An Active Voice for Bonds.

ダウは11日連騰を記録し、1987年1月以来の快挙(筆者注:11日続伸は1992年1月以来、最高値を11日連続で更新したのが1987年1月以来)を成し遂げた。しかし24日の上げ幅は11.44ドル(0.05%高)で、過去10日間を振り返っても上昇率は3.8%と過去の例と比較しても小幅に過ぎない。

1987年と言えば、10月19日にダウが22%も急落した時でもある。現状のセンチメントはバブルの兆候がみられ、ジ・インベスターズ・インテリジェンスの調査では回答者の61.2%が強気で、2004年12月以来で最高だった2週間前の62.7%とさほど変わらない強気派と弱気派の差も広がる一方で43.7%と、2週間前の46%から縮小したとはいえ40%を超える危険水域を維持している。

LPLのシニア・マーケット・ストラテジストのライアン・デトリック氏は、1900年まで遡り10日続伸した15の例を振り返った上で短期的に強気だ。向こう3ヵ月間の平均上昇率は1.8%で中央値は2.3%高、6ヵ月先では平均上昇率が1.1%、中央値が3.3%高となる。しかし1年先となれば平均下落率は1%、中央値では2.6%の下落を示す。

足元の10連騰はトランプ政権によるリフレ政策ヘの期待を反映したもので、市場はトランプ米大統領による28日の議会演説に注目するだろう。ムニューシン米財務長官は前週、税制改革は8月休会以前に通過すると予想していたが非常に野心的な目標である。

税制改革が終わるまで、ホワイトハウスでの自身の結婚もお預け?
mnuchin
(出所:CNBC

米株高は、1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録でFedの高官が「かなり早期」の利上げに前向きだったことを確認したなかで実現した。イエレンFRB議長が比較的早く追加利上げを行う示唆を与え、FF先物市場では3月14〜15日開催のFOMCの利上げ織り込み度は30%付近から40%へ上昇した。ただし、依然として6月利上げが有力視されている。

株式投資家と債券投資家は別の方向を見ているかのようだ。10年債利回りは24日に2.317%と2016年11月後半以来の水準まで低下し、リフレ・トレードや6月利上げ観測が強まる状況と相反している。独10年債利回りも同じことで、仏大統領選挙ヘの懸念からマイナス0.95%と過去最低の水準近くで取引を終えた。株式投資家がダウの上昇を見て笑っている陰で、債券投資家は安全資産へ傾けつつある。

——ダウが11連騰した1987年と言えば、グリーンスパンFRB議長が就任した年でありレーガン政権2期目が突入ストリートワイズでは、今年の3月で強気相場入り8年目を迎えるにあたってトランプ政権の移民政策に焦点を当て「2018年の労働力人口の伸びは32%、2019年には62%それぞれ減少する」というノムラ・インターナショナルの分析を紹介していました。不法移民の抑制策が単に労働力不足をもたらすだけでなく、移民政策の厳格化によっていつビザが取り上げられるかもしれず、合法移民に住宅購入や新車購入を手控えさせるといいます。では、移民のシェアが高いセクターはどこなのか。それは、また次のお話と致しましょう。

(カバー写真:m01229/Flickr)

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