U.S. Auto Sales Off To A Slow Start In January.
ワーズオートが発表した米1月新車販売台数は年率1,707万台と、市場予想の1,720万台を下回った。前月の1,776万台(1,735万台から上方修正)を下回り、5ヵ月ぶりの1,700万台割れが迫った。東海岸を中心に1月第1週は大寒波と積雪に見舞われたため、販売動向を押し下げたとみられる。また、足元で徐々に上昇しつつある金利も足枷となった可能性もありそうだ。
オートデータが発表した米1月新車販売台数は、前年同月比11.7%減の101万49台だった。2ヵ月連続で前年比マイナスとなる。営業日が2017年12月と反対に前年比で1日増えたものの、悪天候に加え過去最高を更新したホリデー商戦で年明けに個人が財布の紐を締めたもよう。年率では1,716万台と、前月の1,785万台を下回った。
販売台数を牽引した車種は、引き続きトラック部門(スポーツ多目的車、SUV含む)である。ハリケーン”ハービー”の影響から原油先物が約3年ぶりの60ドル乗せを目指す過程で、ガソリン価格は1月に一時2.607ドルに乗せ、ハリケーン直後の2017年9月につけた約2年ぶりの高値となる2.685ドルを再び意識しつつあるが、SUVやトラックなど大型車への需要は衰えていない。特に日系のSUVで販売が好調だったことを踏まえると、燃費の安いSUVの需要が高まった可能性がある。
自動車メーカーの販売奨励金(インセンティブ)の伸びが前年比で拡大したものの、前月比では下落したせいか販売台数は力強さを維持した。一方で、引き続き乗用車部門は芳しくない。利鞘の薄いレンタカーや自動車販売店向けのフリート販売は、まちまちだった。
ケリー・ブルー・ブックによると、平均販売価格は前年同月比3.9%上昇の3万6,270ドル(約400万円)だった。2017年12月の1.6%から加速し、少なくとも2017年上半期ぶりの高い伸びを示す。ただし前月比では1.3%下落した。メーカー別の平均価格を前月比でみると2017年6~12月に上昇していたトヨタ、ホンダ、フォードをはじめ軒並み下落し、スバルのみ上昇するにとどまった。前年比で全て上昇、特にVW、ホンダ、GMで顕著だった。以下は詳細。
自動車メーカー別では、米系大手3社のうちGMのみ増加した。2017年10~11月まで増加していたフォードは、減少に転じている。市場予想を上回ったメーカーはなし。全体的に弱い数字に終わった。日系大手3社は2社が増加、トヨタと日産は市場予想を超える増加を果たした。
以下、米国をはじめメーカー別動向。
【GM】
GMは前年同月比1.3%増の19万8,548台と、市場予想3.4%増に届かなかった。ただし、4ヵ月ぶりに増加に転じている。4大ブランド別をみると、前月に続き2ブランドで増加した。フリート販売が16%増と支え、特に商業と政府向けで44%増と牽引しつつ、1日当たりのレンタカー出荷台数は7%減だった。主力の小売販売台数は2.4%減の15万1,244台と、こちらは減少に反転。2ヵ月連続にて2ブランドで増加した。
在庫は乗用車、SUV、トラック含め全体で前年比0.4%減と74万9,529台、94日相当となり、前月の63日相当から延びた。
米国販売部門のバイス・プレジデントのカート・マクニール氏は、結果を受け「最も人気があり利益性の高いセグメントで、我々の全てのブランドはモメンタムを高めている」と評価した。特にシボレーは「小型、中型のクロスオーバーで成長を牽引している」と指摘。また「新型のエキノックスとトラバースも販売が増加し、シェアと価格も上昇した」と楽観的な見解を寄せる。1月単月の詳細は、以下の通り。
・シボレー 5.0%増の14万1,947台、4ヵ月ぶりに増加
→主力のSUV「シルバラード」が14.5%増の4万716台と6ヵ月連続で増加した。「コロラド」も24.9%増の8,011台と好調。クロスオーバーの新型「トラバース」も21.5%増の1万21,627台と3ヵ月連続で増加し、同じく新型の「エキノックス」も50.3%増の2万6,405台と2ヵ月連続で2桁増を果たし、それぞれ単月で過去最高を遂げた。EVの「ボルト」も1.3%増の1,177台と、単月で最高を更新している。もっとも、その他が弱く特に小型車の「マリブ」は9.8%減の7,553台と4ヵ月連続でマイナスに振れたほか、「クルーズ」に至っては45.6%減の1万658台と2桁減が続く。小売販売台数は1.9%減の10万1,805台と2ヵ月連続で減少した。
・ビュイック 4.0%増の1万3,648台、2ヵ月連続で増加
→SUVの「エンビジョン」が13.7%増の2,487台と増加を牽引し単月で最高となり、「エンクレーブ」も0.9%増の2,715台と8ヵ月連続で増加した。また「ラクロス」は130.0%増の3,006台と大幅増を達成。しかし、主力のSUV「アンコール」は11.7%減の4,645台と減少に転じた。小売販売台数は8.9%減の1万2,812台と、2ヵ月連続で増加した。
・GMC 11.4%減の3万3,058台、減少に反転
→主力のSUV「シエラ」が18.3%減の1万1,224台と減少に転じた。「ユーコン」も12.3%減の2,701台と2桁減を示す。一方、「テレイン」は14.2%増の7,130台と、前月の2桁減から増加に転じた。小売販売台数は8.9%減の2万7,799台と4ヵ月ぶりに減少した。
・キャデラック 3.9%減の9,895台、4ヵ月連続で減少
→新型「XT5」が2.7%増の3,989台と増加に転じ、主力SUVの「エスカレード」も15.2%増の1,403台と増加に反転した。ただし「エスカレードESV」が14.4%減の838台と前月に続き2桁減だったほか、CTシリーズも引き続き減少をたどった。小売販売台数は9.3%増の8,828台と5ヵ月ぶりに増加した。
【フォード】
フォードは前年同月比6.6%減の16万1,143台と市場予想の1.5%減より下げ幅を広げ、5ヵ月ぶりに減少した。小売販売台数は4.3%減の11万5,187台と、2ヵ月連続で減少。レンタルや自動車ディーラー向けのフリート販売台数は12.0%増の4万5,956台と、5ヵ月ぶりに減少している。
在庫は乗用車、SUV、トラック含め全体で前年比2.5%減の69万5,082台となった。108日相当となり、前月の68日から大幅に延びた。
2大ブランド別では、フォードが5ヵ月ぶりに減少、リンカーンは4ヵ月連続で減少した。車種別ではSUVが前年同月比5.9%減の5万5,282台と減少に転じ、乗用車は23.3%減の3万1,661台と3ヵ月連続で減少した。トラックのみ2.2%増の7万4,200台と増加に転じている。1車当たりの販売価格は3万7,000ドルと、自動車産業の平均を15.3%上回った。1月の結果は、以下の通り。
・フォード 5.6%減の15万4,733台、5ヵ月ぶりに減少
→アルミ製ボディのトラック「Fシリーズ」が1.6%増の5万8,937台と、単月ベースでの2004年以来の最高記録を更新した。それ以外はSUVと乗用車共に軒並み減少、SUVのうち「エクスプローラー」は1.9%減の1万8,947台と減少に反転、「エッジ」も19.8%減の8,519台と、減少に転じた。「エスケープ」も8.0%減の1万8,947台とマイナスに振れている。小型車は軟調、「フォーカス」が31.0%減の6,610台と7ヵ月ぶりに減少し、「フュージョン」も33.3%減の1万352台と3ヵ月連続で減少した。
・リンカーン 27.0%減の6,410台、4ヵ月連続で減少
→SUVの「MKX」が38.1%減の1,811台と2ヵ月連続で減少、セダンの「MKZ」も43.7%減の1,176台と弱い。もっとも、大型SUVの「ナビゲーター」が97.5%増の1,288台と2桁増を保った。
【フィアット・クライスラー】
フィアット・クライスラー・オートモビルは前年同月比13%減の13万2,803台となり、市場予想の10%減より下げ幅を広げた。2016年9月に増加トレンドを79ヵ月で止めた後、16ヵ月連続で前年比マイナスとなる。小売販売台数は2%増の11万1,577台と、増加に反転し2001年以降で2番目の高水準を示した。フリート販売台数は50%減と2ヵ月連続で減少した。
1月でみた5大ブランド別では、前月に続き1ブランドで増加した。単月の詳細は、以下の通り。
・ジープ 2%増の5万9,703台、15ヵ月ぶりに増加
→新型「コンパス」が222%増の1万192台と増加に転じたほか、「チェロキー」も16%増の1万4,261台、「ラングラー」も4%増の1万1,739台と増加した。一方で「グランド・チェロキー」は5%減の1万6,364台、「レネゲード」も29%減の6,639台と減少した。
・クライスラー 21%減の1万584台、前月から減少に反転
→新型「パシフィカ」のミニバンが20%増の8,011台と4ヵ月連続で増加し、単月で過去最高を更新した。ただし「300」が51%減の2,320台と3ヵ月ぶりに減少するなど、その他は弱い。
・ラム 16%減の3万2,039台、4ヵ月連続で減少
→主力の「ラム」が13%減の2 万9,358台と3ヵ月連続で減少したほか、「プロマスター・バン」も47%減の1,771台と4ヵ月連続で減少した。
・ドッジ 31%減の2万7,600台、7ヵ月連続で減少
→主力の「デュランゴ」が9%増の5,145台と増加トレンドへ戻したが、「キャラバン」が3%減の1万409台と減少に転じた。「ジャーニー」は73%減の3,362台と、6ヵ月連続で減少。「チャージャー」も27%減の5,193台、「チャレンジャー」は横ばいの3,405台にとどまった。
・フィアット 43%減の1,229台、25ヵ月連続で減少
→「500」が63%減の454台と10ヵ月連続で減少したほか、「500X」も引き続き2桁減で全体の重石となった。「スパイダー」も24%減の183台と減少に転じ、軒並みマイナスを示す。
自動車メーカー別のシェア、2018年1月はGMが不動の首位に立った半面、2位はフォードを抜いてトヨタがランクインした。またマツダがBMW-MINIを脱いで11位へ浮上。VWは、スバルに並び8位となった。
【トヨタ】
トヨタは前年同月比16.8%増の16万7,056台と、市場予想の9%増を大きく上回った。3ヵ月ぶりに増加している。トラック部門の販売台数が25.4%増の10万2,733台、乗用車部門は5.7%増の5万9,305台となる。
なおトヨタは、2017年11月新車販売台数を発表した時点で2018年の米国新車販売台数を1,700万台割れと予想した。2年連続の前年割れを見込んだだけでなく、2014年の水準への鈍化を見込む。
1月の2大ブランド別ではトヨタが増加に転じ、レクサスは4ヵ月ぶりに増加した。詳細は、以下の通り。
・トヨタ 17.0%増の14万9,142台、3ヵ月ぶりに増加
→今回はこれまで好調だったトラック部門が前月から改善、25.9%増の8万9,837台だった。乗用車も5.7%増の5万9,305台となる。車種別では日本で販売・生産を打ち切ったSUV「RAV4」が20.3%増の2万6,655台と14ヵ月ぶりに減少した前月から増加トレンドへ回帰、単月での最高を更新した。「4ランナー」も11.2%増の9,669台と2桁増に伸ばし、2ヵ月連続で単月での過去最高を更新している。「ハイランダー」も22.3%増の1万5,484台と4ヵ月ぶりに増加に転じ、こちらも単月で過去最高を塗り替えた。セダンはまちまちで、「カローラ」は0.7%減の2万1,407台と4ヵ月連続で減少したが、「カムリ」は新型が好調で21.3%増の2万4,368台と3ヵ月連続で増加した。
・レクサス 15.0%増の1万7,914台、4ヵ月ぶりに増加
→SUVを含むトラックが牽引、23.6%増の1万2,896台と増加トレンドへ回帰した。4車種中、3つがが増加。ブラント別では「NX」が41.9%増の4,205台、「RX」が22.1%増の6,738台と好調。一方で「LX」のみ減少、単月で10ヵ月連続の過去最高を更新記録にブレーキを掛けた。乗用車部門が引き続き弱く2.3%減の5,018台と13ヵ月連続で落ち込んだが、6車種のうち3車種で増加し改善の兆しが見て取れる。
【ホンダ】
ホンダは前年同月比1.7%減の10万4,542台と、市場予想の2.5%増に反し減少した。2ヵ月連続で減少している。車種別ではトラック部門が2.5%減の5万6,339台と、前月から減少。乗用車部門も0.7%減の4万8,203台と2ヵ月連続で減少した。
1月単月でみると、ホンダは1.6%減の9万5,634台となった。ブランド別では、主力の「シビック」が2.8%増の2万3,479台と前月までの過去最高を記録した。ただ「CR-V」は16.9%減の2万4,326台だった。アキュラは3.2%減の8,908台となった。「RDX」が7.5%減の2,961台と単月での過去最高ベースから減速を続け、「MDX」も9.3%減の2,968台と前月に続いて弱かった。
【日産】
日産は前年同月比10%増の12万3,538台となり、市場予想の2.1%減に反し増加した。単月で過去最高を更新している。トラック部門が15.3%増の6万9,733台と増加に転じただけでなく、乗用車部門も3.7%増の5万3,805台と3ヵ月ぶりに増加した。
1月単月の2大ブランドでは日産が3ヵ月連続で増加したほか、インフィニティは前月に続き減少に転じた。詳細は、以下の通り。
・日産 12.1%増の11万2,903台、前月から増加に反転
→トラック部門が17.8%増の6万2,808台と増加に転じ、乗用車部門も5.6%増の5万95台と増加に転じた。SUV主力の「ローグ」が25.8%増の3万6,184台となり、増加トレンドへ回帰しただけでなく、単月で過去最高を更新した。その他「ムラノ」が55.7%増の6,792台と3ヵ月連続で増加している。乗用車では主力の「アルティマ」が6.6%増の2万185台と14ヵ月ぶりに増加、「セントラ」は31.9%増の1万7,731台と増加トレンドへ戻した。
・インフィニティ 8.0%減の1万635台、2ヵ月連続で減少
→トラック部門が3.1%減の6,925台だった上、乗用車部門も15.9%減の3,710台と2ヵ月連続でそろって減少した。SUVの「QX60」が38.4%増の3,029台、「QX80」も4.6%増の1,870台と増加に転じたが、その他のSUVが軒並み減少。セダンは主力の「Q50」が15.4%減の2,712台となっただけでなく、その他ブランドもそろって減少した。
その他の海外メーカーは、以下の通り。
・フォルクスワーゲン(VW) 32.8%減の2万4,804台と2ヵ月連続で減少
→VW単体では5.2%増の2万4,744台と3ヵ月ぶりに増加した。アウディが今回、オートデータの統計から漏れたため大幅減となっている。ただしアウディは9.9%増の1万4,511台だったため、VW全体では6.4%増の3万9,255台となったようだ。
・テスラ(推計値)は6.3%減の3,750台と7ヵ月連続で減少
・ヒュンダイは11.3%減の4万1,242台と減少トレンドへ回帰
・キアは±0%の3万5,628台
自動車メーカーからディーラーへの1台当たりインセンティブ予想は前年同月9.8%上昇の3,812ドルと、2017年12月の2.4%を大幅に上回った。ただし、前月比では3.9%下落。2017年12月は1.1%の上昇だったが、2017年11月の2.1%の下落より下げ幅を広げた。前年比での伸び率最大はヒュンダイで40.0%上昇、続いて元々インセンティブが低水準にあったスバルが32.9%の上昇、BMWが18.2%の上昇を示す。逆にホンダは大手で唯一、下落していた。前月比では、フィアット・クライスラーとスバルを除き、全て下落した。
1台当たりのインセンティブの割合予想は、平均で11.4%だった。前月の11.2%から、若干上昇している。最大は日産で15.9%と2ヵ月連続で首位、次いでキアが14.8%、3位はヒュンダイで13.6%だった。米系3社はGMが14.4%、フィアット・クライスラーは12.7%、フォードは11.8%となり、そろって平均超えを保つ。対して日系はスバルが引き続き4.6%と最低で、トヨタとホンダはそれぞれ7.6%、7.4%だった。
高級車部門別ランキングは、以下の通り(%は全て前年比)。2017年9~12月に続きメルセデス・ベンツが1位、2位はBMW、3位にレクサスが入った。2017年通期でのトップ3で変わらず。一方で、日産のインフィニティが2017年末の8位から6位へ上昇、代わりにキャデラックとアキュラが一つずつ順位を落とした。
1位 メルセデス・ベンツ 0.3%減の2万7,498台
→2017年9~12月に続き、1位。2017年通期では0.2%増の37万5,240台で堂々の3年連続首位。2016年は前年比0.4%増の37万4,541台だった。なお2013年は1位だったが、2014年ではBMWに1位を明け渡していた。
2位 BMW 5.0%増の1万9,016台
→2017年10~12月に続き2位。2017年通期では2.4%減の30万5,685台と2位をキープ。2016年は9.5%減の31万3,174台で3位、2015年は1.8%増の34万6023台で首位の座を宿敵メルセデス・ベンツに明け渡していた。2014年では1位、2013年は2位だった。
3位 レクサス 15.0%増の1万7,914台
→2017年10~12月に続き3位。2017年通期では8.0%減の30万5,132台で3位。2016年は3.9%減の33万1,228台で2位、2015年は10.7%増の34万4601台で3位となる。2011年まで11年間連続で首位を飾ったが、東日本大震災後に順位を落とし2014年、2013年、2012年に続き3位にとどまった。
4位 アウディ(VW)9.9%増の1万4,511台
→2017年7~12月に続き4位。2017年通期では7.8%増の22万6,511台と、4位。2016年は4.0%増の21万213台、2015年は11.1%増の20万2,202台で共に5位だった。
5位 ビュイック(GM)4.0%増の1万3,648台
→2017年通期は5.5%減の19万6,946で、10月に続きアウディに追い抜かれたままの5位である。2016年は2.9%増の22万9,631台、2015年も2.6%減の22万3055台で共に4位だった。
6位 インフィニティ 8.0%減の1万635台
→キャデラック、アキュラを抜いて6位へ浮上した。2017年通期では10.9%増の15万3,415台で8位。2016年は3.6%増の13万8,293台で8位、2015年は13.8%増の13万3498台で8位となる。
7位 キャデラック 3.9%減の9,895台
→2017年通期では8.0%減の15万6,440台で6位となる。2016年は3.0%減の17万6台で6位だったが、「インフィニティ」に追い抜かれた。2015年は2.6%増の17万5,262台で、7位だった。
8位 アキュラ 3.2%減の8,480台
→2017年通期では4.2%減の15万4,602台と7位を維持。2016年は8.9%減の16万4,126台で7位、2015年は5.6%増の17万7165台で6位に収まっていた。
新車販売台数:モデル別ランキング(%は前年同月比、WSJ紙より)。これまで不動だったトップ3に異変が生じ、3位に日産の「ローグ」がランクインし2017年12月までの3位だったフィアット・クライスラーの「ラム」は4位に転落した。その他フォードのエクスプローラーが圏外に沈み、代わりに日産の「アルティマ」が入った。
1位 Fシリーズ(フォード)1.6%増の5万8,937台、前月も1位
2位 シルバラード(GM)14.5%増の4万716台 前月も2位
3位 ローグ(日産)25.8%増の3万6,184台 前月は5位
4位 ラム(フィアット・クライスラー)13.1%減の2万9,358台 前月は3位
5位 Rav4(トヨタ)20.3%増の2万6,655台、前月は8位
6位 エキノックス(GM)50.3%増の2万6,405台 前月は7位
7位 カムリ(トヨタ)21.3%増の2万4,638台 前月は4位
8位 CR-V(ホンダ)16.9%減の2万4,326台 前月は6位
9位 シビック(ホンダ)2.8%増の2万3,749台 前月も9位
10位 アルティマ(日産)6.6%増の2万185台 前月は圏外
SUV:ブランド別ランキング(%は前年同月比、Good Car Bad Carより)。1位は日産の「ローグ」が奪い、トヨタの「Rav4」は2位に転落した。また、ホンダの「CR-V」に代わり、シボレー「エキノックス」が3位に浮上している。その他、フィアット・クライスラーの「ラングラー」とスバルの「アウトバック」が圏外へ沈み、代わりにフィアット・クライスラーの「チェロキー」、マツダの「CX-5」が入った。
1位 ローグ(日産)25.8%増の3万6,184台 前月は2位
2位 Rav4 (トヨタ)20.3%増の2万6,655台、前月は1位
3位 エキノックス(GM)50.3%増の2万6,405台、前月は5位
4位 CR-V(ホンダ)16.9%減の2万4,326台、前月は3位
5位 エスケープ(フォード)8.0%減の1万8,947台 前月は4位
6位 エクスプローラー(フォード)1.9%増の1万7,989台 前月も6位
7位 グランド・チェロキー(フィアット・クライスラー)5.4%減の1万6,364台 前月も7位
8位 ハイランダー(トヨタ)22.3%増の1万5,484台、前月も8位
9位 チェロキー(フィアット・クライスラー)16.5%増の1万4,621台 前月は圏外
10位 CX-5(マツダ)66.9%増の1万3,463台、前月は圏外
(カバー写真:Toyota)
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