Chevrolet’s All-New 2019 Silverado Chassis Cab Trucks Adopt Ra

米6月新車販売台数は加速、貿易戦争懸念で消費者は前倒しか

by • July 5, 2018 • Latest News, NY TipsComments Off1916

New Auto Sales Rebound In June As Trade War Fear Mounts.

ワーズオートが発表した米6月新車販売台数は、四半期に一回のみ結果を公表するGMを合わせ年率1,738万台と市場予想の1,700万台を上回った。2017年7月以来の低水準となった前月の1,681万台を超え、3カ月ぶりの水準を回復している。

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(作成:My Big Apple NY)

オートデータが発表した米6月新車販売台数は、GMを含め年率1,747万台だった。2017年8月以来の1,700万台割れを示した前月の1,691万台から、大台を回復した。。

トランプ政権による一連の追加関税措置に自動車関税が加わる不安が台頭するなか、新型モデルの投入もあって新車販売台数は加速した。関税賦課効果による値上げを懸念し、前倒しして購入を踏み切ったとも考えられよう。鉄鋼・アルミ関税導入を経て材料費も高騰しかねず、一部産業では既に原材料価格が急伸中だ。金利や物価の上昇懸念もくすぶり、ガソリン価格の高止まりも重なる。そもそも、米6月消費者信頼感指数では6ヵ月先の自動車購入見通しが約6年ぶりの水準へ低下していた。6月のモメンタムを維持できるか見極めが必要だろう。

ガソリン価格は6月に一時2.940ドルと、5月に続き2014年10月以来の3ドル乗せに接近した。その後は原油価格伸び悩みに合わせ3.83ドル台へ上げ幅を縮小させたが、原油先物は7月3日に2014年11月以来の75ドル超えを果たしており、再び価格は上振れしそうだ。6月に一旦ガソリン価格が落ち着いたためか、販売台数はトラック部門(スポーツ多目的車、SUV含む)のうちこれまで好調だったトラックだけでなく、SUVも持ち直した。ただし、乗用車は前月に続き2桁減が目立つ。なおフォードは4月25日に公表した決算資料で、米国での乗用車販売を2モデル(マスタングと2020年モデルのフォーカス・アクティブ)に限定する方針を発表した。

ケリー・ブルー・ブックによると、平均販売価格は前年同月比2.1%上昇の3万4,775ドル(約383万円)だった。前月の3.4%上昇を経て、2~4月の2%付近へ戻している。なお、1月は2017年上半期ぶりの高い伸びを示し3.9%だった。前月比では0.3%上昇、6ヵ月ぶりに上昇に転じた。メーカー別の平均価格を前月比でみると、最も上昇率が高いメーカーは米系御三家、次いで日産とスバルが続いた。一方で最も下落率が大きかったのはGMとフィアットで、その他はフォードとホンダ、ヒュンダイ・キアを除き下落。前年比ではGM、フォードなど米系の伸びが強かったほか、引き続きVWも上昇率が高い。トヨタ、日産、ホンダなどの伸びも堅調だった。詳細は以下の通り。

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(出所:KBB)

自動車メーカーからディーラーへの1台当たりインセンティブ予想は前年同月比4.6%上昇の3,779ドルとなり、3~4月の推計値8%台から鈍化し前月の5.0%も下回った。前月比では1.1%上昇、2ヵ月連続のプラスを示す。前年比で伸び率が最大だったメーカーはもともとインセンティブが低いスバルでトップに立ち、次いでBMW、VWがとドイツ勢のほか、GMが入った。前月比では1台当たりインセンティブ額が低いトヨタとホンダの上昇率が最も高く、高額な独系は逆に下落、米系でも高額なGMは下落した。

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(出所:ALG/Press release)

1台当たりのインセンティブの割合予想は平均で11.4%と、前月の11.1%並びに前年同月の11.0%から小幅に上昇した。最大は3~4月に続きキアで17.0%、次いでGMが14.4%、日産が13.5%となる。
米6月新車販売台数は加速、貿易戦争懸念で消費者は前倒しか

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(出所:ALG/Press release)

自動車メーカー別で、米6月新車販売台数は5月から勢いを取り戻し、フォード以外全て市場予想を超えた。一因に営業日が挙げられ、6月は27日と前年同期の26日から延びていた。新車販売動向のうち、利鞘の薄いレンタカーや自動車販売店向けのフリート販売はGMが好調を維持した半面、フォードとフィアット・クライスラーで共に前年比で低下した。

ックス・オートモーティブは、上半期までの結果を受けて2018年の新車販売台数予想を従来の1,680万台から1,670万台へ引き上げた。HISは1,690万台で維持。いずれも、2018年の1,720万台を下回る。

以下、米系と日系などの自動車メーカー別動向。

【GM】

GMは4~6月期に前年同期比4.6%増の75万8,376台と、市場予想の4.5%増を若干ながら上回った。販売価格は3万5,500ドルと4~6月期ベースで過去最高、14車種で2桁増を果たしたという。4大ブランド別を前年比でみると、3ブランドで増加した。フリート販売台数も寄与し前年比4%増、前期比では14%もの大幅増を遂げた。小売販売台数は数字を示さず、4~6月期に米国全体でのシェアを3%伸ばしたと報告した。

米国販売部門のバイス・プレジデントのカート・マクニール氏は、結果を受け「消費者は米経済の力強さとモメンタム維持への自信から、新車を購入している」と評価した。その上で「各ブランドで多くの新型クロスオーバーを抱えるほか、3車種に集中するピックアップ・トラック戦略、明確なリーダーシップを基にGMは良好な状況にある」と結んだ。直近の四半期結果は、以下の通り。

・GMC 6.6%増の13万8,163台
→主力の大型トラック「シエラ」が20.4%増の5万9,406台と牽引したほか、大型SUV「ユーコン」も17.5%増の1万9,520台、小型SUV「テレイン」も15.2%増の2万2,327台と好調。6車種中、減少した2車種以外は全て2桁増を遂げた。

・シボレー 6.2%増の52万8,100台
→主力のSUV「シルバラード」が15.7%増の15万5,529台と大幅増だったほか、同じくSUVの「タホー」も20.2%増の2万6,880台、SUV「トラックス」も42.7%増の2万6,507台とそれぞれ好記録に。クロスオーバーの「トラバース」も30.0%増の3万5,892台、トラック「コロラド」も46.8%増の4万1,016台と快進撃を続けている。セダンの「インパラ」も46.3%増の1万3,595台と、全体に寄与。一方で小型車「クルーズ」が26.8%減だったほか、電気自動車「ボルト」も22.6%減の3,483台を示すなど、減少は一部にとどまった。

・キャデラック 3.0%増の3万9,222台
→新型「XTS」が36.1%増の3,665台と2桁増のモメンタムを示したほか、「XT5」も4.3%増の1万7045台と大幅増を達成している。主力SUVの「エスカレード」も0.8%増の9,655台と小幅ながら増加し、「CT6」以外の5車種が全て増加した。

・ビュイック 12.0%減の5万2,891台
→主力の小型高級SUV「アンコール」が4.1%増の2万3,167台、中型高級SUV「エンクレーブ」が25.4%増の1万2,551台だったが、小型SUV「エンビジョン」の他6車種中3車種で減少した。

【フォード】

ォードは前年同月比1.0%増の23万635台と、市場予想の1.2%増を下回った。ただ、2ヵ月連続で増加している。小売販売台数は2.9%増の15万6,788台と、前月に続き増加した。車種別では、トラックが3.2%増の10万683台と6ヵ月連続で増加。SUVは3.2%増の10万683台と前月に続き増加した。乗用車は14.0%減の4万5,335台と8ヵ月連続で落ち込んだ。

レンタルや自動車ディーラー向けのフリート販売台数は2.3%減の7万3,847台と、前月に続き減少した。在庫は乗用車、SUV、トラック含め全体で前年比4.5%減の66万5,004台となった。78日相当となり、前年同月の79日から短縮した。

なおフォードは3月5日、ピックアップ・トラックの「レンジャー」と「ブロンコ」の新型モデル生産を控えた設備一新を理由に、ミシガン州の工場の従業員2,000人を対象として一時解雇を発表した。4月25日には、米国で販売する乗用車モデルを2種にとどめる方針も表明した。

2大ブランド別では、フォードが2ヵ月連続で増加し、リンカーンも9ヵ月ぶりに増加に転じた。単月の結果は、以下の通り。

・フォード 1.1%増の22万1,101台、前月から増加に反転
→アルミ製ボディのトラック「Fシリーズ」は1.7%増の7万9,204台と14ヵ月連続で増加した。SUVの「エスケープ」は6.4%増の2万8,901台と、増加に反転。しかし主力の大型SUV「エクスプローラー」は9.4%減の1万9,310台、SUV「エッジ」も11.8%減の1万1,822台と共に2ヵ月連続で減少した。小型車・セダンも「フィエスタ」と「GT」、「マスタング」を除き全て減少。小型車「フォーカス」は30.0%減の1万910台と3ヵ月連続で減少したほか、「フュージョン」も13.6%減の1万5,678台と4ヵ月連続で2桁減だった。

・リンカーン 2.8%増の9,534台、9ヵ月ぶりに増加
→SUVの「MKC」が24.0%増の2,857台と2ヵ月連続で増加したほか、新型SUV「ナビゲーター」が68.4%増の1,650台と前月に続き増加し全体を押し上げている。その他、7車種中5車種で減少したが、前述の2車種の増加が相殺し、増加への反転を遂げた格好だ。

【フィアット・クライスラー】

フィアット・クライスラー・オートモビルは前年同月比8%増の20万2,264台となり、市場予想の7.4%増を上回った。小売販売台数は15万5,208台と、単月としては前月に続き2004年以来の最高を記録。フリート販売台数が全体に占める売上シェアは前月まで2ヵ月連続での22%から23%へ上昇も、前年同月の24%から低下した。なおフィアットは6月1日に向こう5年先の経営計画を発表、2022年までにディーゼル・エンジンの乗用車販売を終了させ電動化に振り向ける方針を打ち出したほか、「ジープ」のSUVシェアを2017年の6%付近から8%超えを目指す。

5大ブランド別では、前月に続き3ブランドで増加した。単月の詳細は、以下の通り。

・ジープ 19%増の8万6,989台、7ヵ月連続で増加し過去最高を更新
→「ラングラー」が23%増の2万3,110台と6ヵ月連続で寄与したほか、「チェロキー」は89%増の2万2,433台と4ヵ月連続で増加、「コンパス」も82%増の1万5,142台と6ヵ月連続で大幅増を果たす。その他「グランド・チェロキー」など3車種は減少した。

・ドッジ 9%増の4万6,387台、3ヵ月連続で増加
→「ジャーニー」が86%増の1万1,286台と3ヵ月連続で増加し、全体を押し上げた。「チャージャー」は4%増の6,640台と3ヵ月ぶりに増加、「チャージャー」も3%増の6,822台と増加している。一方で「キャラバン」は±0%の1万6,267万台と増加基調を4ヵ月でストップさせ、その他、「デュランゴ」が14%減の5,344台と5ヵ月連続で減少した。

・ラム 6%増の5万1,729台、2ヵ月連続で増加
→ラム全体では単月で過去最高を更新、小売販売台数も4%増の3万6,750台とこちらも単月での最高を記録している。主力の「ラム」が1%増の4万3,542台と、小幅ながら2ヵ月連続で増加した。「プロマスター・バン」も88%増の6,996台と9ヵ月ぶりに増加している。一方で「プロマスター・シティ」は35%減の1,191台と4ヵ月連続で減少した。

・クライスラー 32%減の1万3,484台、3ヵ月連続で減少
→新型「パシフィカ」のミニバンが9,114台と3ヵ月連続で減少した。「300」も19%減の4,318台と3ヵ月連続で減少している。

・フィアット 36%減の1,426台、30ヵ月連続で減少
→「500」が64%減の354台と15ヵ月連続で減少したほか、「500X」も7%減の514台と全体の重石となった。「スパイダー」も36%減の401台と6ヵ月連続で減少するなど、軒並みマイナスを示す。

【トヨタ】

トヨタは前年同月比3.6%増の20万9,602台と、市場予想の2.2%増を上回った。3ヵ月ぶりに増加している。トラック部門の販売台数が12.9%増の13万1,956台となり、トヨタとレクサスのブランド共に過去最高を更新した。一方で、乗用車部門が9.2%減の7万7,646台と前月に続き足を引っ張った。

なおトヨタは、2017年11月新車販売台数を発表した時点で2018年の米国新車販売台数を1,700万台割れと予想した。2年連続の前年割れを見込んだだけでなく、2014年の水準への鈍化を見込む。

2大ブランド別では、トヨタが3ヵ月ぶりに増加、レクサスも4ヵ月ぶりに増加に転じた。詳細は、以下の通り。

・トヨタ 4.4%増の18万5,872台、3ヵ月ぶりに増加
→トラック部門は13.7%増の11万5,695台と、過去最高を更新した。一方で、乗用車は8.0%減の7万157台と4ヵ月連続で減少している。車種別では大型SUVの「ハイランダー」が25.3%増の2万1,604台と6ヵ月連続で増加し、4~6月に続き単月で史上最高だけでなく上半期での記録も塗り替えた。日本で販売・生産を打ち切ったSUV「RAV4」も10.6%増の3万7,722台と3ヵ月連続で増加、単月と上半期で過去最高を更新。「4ランナー」は11.0%増の1万1,569台と2ヵ月連続で増加、単月での過去最高を達成した。トラックの「タコマ」も35.6%増の2万2,296台と2ヵ月連続で2桁増を遂げている。一方、セダンは減少が優勢で「カローラ」は9.3%減の2万8,168台と8ヵ月連続で減少したが、「カムリ」も4.2%減の2万8,215台と2ヵ月連続で減少した。

・レクサス 2.6%減の2万3,750台、4ヵ月連続で減少
→SUVを含むトラックが6.8%増の1万7,214台と5ヵ月連続で増加した。主な4車種中、「NX」は単月と上半期で過去最高を塗り替え、「NXハイブリッド」は270%増と6ヵ月連続で最高を更新。「GX」も23.5%増の2,159台と、単月で13年ぶりの高水準を示した。乗用車部門は引き続き弱く9.2%減の7,489台と18ヵ月連続で落ち込み、主な6車種のうち4ヵ月連続にて4車種で減少していた。

【ホンダ】

ホンダは前年同月比4.8%増の14万6,563台と、市場予想の2.5%増を上回った。前月に続き増加している。車種別ではトラック部門が16.9%増の7万8,483台と前月に続き増加しただけでなく、過去最高を更新。乗用車部門は3.2%減の5万5,422台と前月に続き減少した。

ブランド別では、ホンダが5%増の13万2,031台となり2ヵ月連続で増加し過去最高を更新した。トラック部門が11.2%増の6万7,298台と2ヵ月連続で増加し、史上最高を記録。乗用車は0.8%減の6万7,298台と2ヵ月連続で減少した。ブランド別ではSUVの「CR-V」が17.5%増の3万3,306台と2ヵ月連続で増加し、「パイロット」は35.8%増の1万2,782台と2ヵ月連続で2桁増を達成。ただしミニバン「オデッセイ」は11.0%減の9,923台と5ヵ月ぶりに減少した。乗用車の主力「シビック」は1.4%増の3万1,345台と、2ヵ月連続で増加。逆にセダンの「アコード」は10.3%減の2万6,726台と、5ヵ月連続で減少した。

アキュラは3.5%増の1万4,532台と、3ヵ月ぶりに増加した。トラック部門が16.9%増の1万1,185台と過去最高を更新した一方、乗用車は25.1%減の3,347台と3ヵ月連続で減少した。主力のSUV「RDX」が36.9%増の7,292台と前月から増加に転じ、全体を押し上げた。他は「MDX」が8.2%減の3,893台と7ヵ月連続で減少するなど、セダンも4車種中3車種で減少していた。

【日産】

産は前年同月比1.2%増の14万5,096台となり、市場予想の7%減に反し好結果となった。6ヵ月ぶりに増加に転じている。トラック部門が9.7%増の7万9,902台と2ヵ月連続で増加したが、乗用車部門が7.5%減の6万5,194台と減少をたどった。

2大ブランドでは、日産が6ヵ月ぶりに増加、インフィニティは7ヵ月連続で減少している。詳細は、以下の通り。

・日産 2.5%増の13万4,398台、6ヵ月ぶりに増加
→トラック部門が11.9%増の7万2,790台と2ヵ月連続で増加した半面、乗用車部門は6.7%減の6万1,608台と5ヵ月連続で減少した。主力のSUV「ローグ」が7.7%増の3万7,004台と2ヵ月連続で増加したほか、「ムラノ」が59.1%増の8,806台と3ヵ月連続で増加。ただ同じSUVでも「フロンティア」は15.8%減の6,856台と3ヵ月連続で減少している。乗用車では主力の「アルティマ」は3.9%減の2万6,956台と5ヵ月連続で減少するなど軒並み弱く「マキシマ」が2.1%増の4,504台と増加に転じた程度だった。

・インフィニティ 12.8%減の1万698台、7ヵ月連続で減少
→トラック部門が8.6%減の7,112台と3ヵ月連続で減少したほか、乗用車部門も20.2%減の3,586台と3ヵ月連続で2桁減だった。SUVの「QX60」が0.7%増の3,382台と6ヵ月連続で増加し「QX50」も41.3%増の1,710台と3ヵ月連続で2桁増を遂げたが、前月に続き他SUVは2桁減となる。セダンは主力の「Q50」が18.4%減の2,631台と2ヵ月連続で2桁減だったように、全て前年比マイナスに沈んだ。

GMを含めた自動車ブランド別の年初来別シェアは、以下の通り。1位はGM、2位はフォード、3位はトヨタと不動の御三家が並ぶ。

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(作成:My Big Apple NY)

高級車部門別ランキングは、以下の通り(%は全て前年比)。BMWが3ヵ月ぶりに首位を奪取し、

1位 BMW 1.5%増の2万9,404台
→3月に続き、年初来で2回目の首位を飾った。これまで2017年10月~18年2月、4~5月は2位だった。年初来では2.9%増の15万3,386台で2位となる。2017年通期では2.4%減の30万5,685台と2位をキープ。2016年は9.5%減の31万3,174台で3位、2015年は1.8%増の34万6023台で首位の座を宿敵メルセデス・ベンツに明け渡していた。2014年では1位、2013年は2位だった。

2位 メルセデス・ベンツ 1.1%増の3万77台
→3月に続き、年初来で2回目の2位へ転落。2017年9月~18年2月、4~5月までは1位を堅持していた。年初来では10.8%減の17万7,042台で首位を維持している。2017年通期では0.2%増の37万5,240台で堂々の3年連続首位。2016年は前年比0.4%増の37万4,541台だった。なお2013年は1位だったが、2014年ではBMWに1位を明け渡していた。

3位 レクサス 2.6%減の2万3,750台
→2017年10月~18年5月に続き、今回も3位だった。年初来も1.6%増の13万4,994台で3位となる。2017年通期では8.0%減の30万5,132台で3位。2016年は3.9%減の33万1,228台で2位、2015年は10.7%増の34万4601台で3位となる。2011年まで11年間連続で首位を飾ったが、東日本大震災後に順位を落とし2014年、2013年、2012年に続き3位にとどまった。

4位 アウディ(VW)1.6%増の1万9,471台
→2~5月の5位を経て、4月に続き4位。年初来では3.7%増の10万5,336台で、ビュイックに次いで5位となる。2017年通期では7.8%増の22万6,511台と、4位。2016年は4.0%増の21万213台、2015年は11.1%増の20万2,202台で共に5位だった。

5位 ビュイック(GM)8.9%減の1万7,590台
→四半期ごとのリリースとなったGMから5位に入ったビュイックは、年初来で0.7%減の10万9,574台と5位につけている。2017年通期は5.5%減の19万6,946台で、5位だった。2016年は2.9%増の22万9,631台、2015年も2.6%減の22万3055台で共に4位だった。

6位 キャデラック(フォード)15.4%増の1万3,073台
→アキュラを抜き、6位へ浮上。年初来でも15.3%増の7万5,108台と、6位に位置する。2017年通期では8.0%減の15万6,440台で6位となる。2016年は3.0%減の17万6台で6位だったが、「インフィニティ」に追い抜かれた。2015年は2.6%増の17万5,262台で、7位だった。

7位 インフィニティ(日産)12.8%減の1万698台
→アキュラを抜き、7位へ浮上。年初来でも8.8%減の7万2,710台と、7位をつけた。2017年通期では8.0%減の15万6,440台で6位となる。2016年は3.0%減の17万6台で6位だったが、「インフィニティ」に追い抜かれた。2015年は2.6%増の17万5,262台で、7位だった。

8位 アキュラ 8.0%減の1万9,315台
→キャデラックだけでなくインフィニティの追撃を受け、8位に転落。3月まで3ヵ月連続で8位を経て、4~5月はGM抜きで5位へ浮上した。年初来でも15.2%減の6万8,766台で8位となる。2017年通期では4.2%減の15万4,602台と7位を維持。2016年は8.9%減の16万4,126台で7位、2015年は5.6%増の17万7165台で6位に収まっていた。

(カバー写真:GM

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