Supreme Court Postpones The Ruling On Same-Sex Marriage.
米連邦最高裁判所は13日、同性婚を禁じたカリフォルニア州憲法の修正8号、および1996年に成立した結婚を男女間のみに制限する「結婚防衛法(DOMA)」につき合憲か否かの判決を・・・下しませんでした。多くの同性愛者の方々、そのご家族・友人が注目を集めるなかで、肩透かしを食らわせた格好です。連邦最高裁の非公式ブログであるSCOTUSblogでは遅くとも27-28日までに見解を発表するとのメドを立てていますが、詳細は不明だとのこと。焦らしますねぇ~。
カリフォルニア州サクラメントの事務局は修正8号の無効にそなえて準備していたのに・・。
代わりといってはナンですが。
米連邦最高裁判所は、全会一致でヒトの遺伝子に関する特許取得は有効ではないとの判決を下しました。乳ガンと子宮ガンのリスクを判別できるBRCA1とBRCA2の遺伝子特許に対してであり、2009年にアメリカ自由人権協会(ACLU)があらゆる人体がもつ遺伝子を知的財産として承認するのは違法として無効を訴えていたんです。最高裁も「遺伝子は人間が自然に備えており、人類の発明品ではない」と、ACLUの言い分を支持しておりました。ただし最高裁は人工的な作られた遺伝子の場合は、「対象になる」と特許の対象になると認めております。
BRCA1とBRCA2といえば、オスカー女優のアンジェリーナ・ジョリーが検査を通じ欠陥を発見した結果、乳ガン予防として両乳腺切除を決断させた遺伝子。NYタイムズ紙で寄稿して一躍話題となり、特許を保有するミリアド・ジェネティックスの株価は当時3%近く上昇して引けてましたっけ。
アンジー、手術後に晴れやかな笑顔で婚約者ブラッドの新作プロモに登場。
今回の判決は、アンジーのように予防的措置を求める女性には朗報です。3000-4000ドル相当(28万5000-38万円)もの高~い遺伝子検査料から特許使用料が差し引かれる糸口をつかんだんですもの。
ちなみにミリアドは本日、一時12.9%も急騰し2009年4月以来の高値を遂げましたが、終盤に下落し5.6%安で引け。リーリンクのアナリストが投資判断を「アウトパフォーム」から「マーケットパフォーム」に引き下げたからで、人体の遺伝子に対する特許を認めなかった最高裁の判断を受け、「長期的に競争力を失う」と説明しています。競合他社の進出を許すことになるため、ミリアドには痛い判決となりました。
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