What’s The Good & Bad Could Happen In Your States?
NY市は、新たな市長を迎えようとしております。
11月5日に市長選を控え、予備選を経て民主党の市政監督官のビル・デブラシオ氏VS共和党のジョセフ・ロータ元副市長の対決となりました。12年間にわたるブルームバーグ政権が終わりを告げるときが、刻々と近付いています。トランスファットの使用のほか公共施設での喫煙を禁止し、ファストフードやファミリー・レストランなどでのカロリー表示を義務付けるなど、NY市民の肥満撲滅・健康促進にまい進したブルームバーグ市長の努力、後任の市長は受け継ぐのでしょうか?
なんせ・・。
ニューヨーク州はブルームバーグ市長の尽力もあって、全米における成人の肥満比率が全米で15番目に低いのですもの。NY市は地下鉄とバスが動脈のごとく走るため、車社会ではなく歩行する頻度が高いことが一因でしょう。健康の面でいうなら、ガンでの死亡率は全米で10番目に低いんですよね。
都会での生活といえば、極度な緊張状態と高度な社交術が要求されがち。人口824.5万人(2011年時点)を擁するニューヨーク、年間の観光客は2012年に前年比2.1%増の5200万人と過去最高を記録したとあって、通行するのも面倒なこともしばしばです。そんなニューヨーク、全米での交通事故死亡率はといいますと・・。全米3番目に少ないんです。地下鉄やバスなど公共輸送機関の利用度が高く、車社会ではない点が功を奏しているのでしょう。
ただし、ご想像のようにメンタル・ヘルスは・・・よろしくありません。身体の健康とは正反対に心の問題を抱える成人は37.7%と全米で9番目に高いのです。精神病棟への収監率が全米で10番目に低いなんて、意外なくらいです。別の病は、さらに深刻ですよ。性病「クラミジア」の感染率にいたっては、全米でワースト3位だなんて・・。NY生まれの大人気ドラマが「セックス・アンド・ザ・シティ」だなんて、皮肉に聞こえます。
サタデー・ナイト・ライブでも、奔放な恋愛事情がジョークのネタになってました。
以上の項目を含め、他に1)落雷率、2)65歳以上の歯の完全喪失比率、3)失業率――を含め「あなたの州で起こり得る最悪なコト(What’s the worst could happen in your states)」と題したインフォグラフィックで全米動向と合わせ詳細をご覧いただけます。以前にご紹介した50州別ワースト1の地図で物足りなかったあなた、ぜひチェックしてみて下さい。
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【追記】政府機関の閉鎖直前、世論調査では共和党への風当たり厳しく