Holiday Weekend : More Shoppers And Less Sales Is The New Trend.
順風満帆な客足を確認し、好調なスタートを切ったと思われるホリデー商戦最初の週末。実のところ、消費はどうだったんでしょう?
ロイターによると、全米小売業協会(NRF)の調査では、サンクスギビング・デーを含む週末4日間で1億4100万人が買い物をしたとされ、2012年の1億3900万人から1.4%増加してたんです。
プロスパー・インサイト・アンド・アナリティクスの調査では、サンクスギビング・デー当日の買い物客数は前年比27%増の4500万人。週末のお買い物客数のシェアでは、31.8%でした。ブラック・フライデーがやはり最も人の入りが多く9200万人と、週末のお買い物客数の63.5%を占めてたんです。事前の調査で予想されたように、ミレニアル(18−34歳)のうち76.2%が週末に買い物を済ませたあるいは出掛けると回答していました。
サンクスギビングデー当日の午後8時に小売店にいたとの回答は、25.4%。サンクスギビング・デーからブラック・フライデーへ日付が変わった午前0時だと37.3%に伸び、ざっくりアメリカ人の5人に2人が参戦したことになります。
確かに客足は、各小売店がサンクスギビング・デー当日から開店しただけでなく開店時間を前倒しする努力の成果が実っていました。
肝心の売上高はといいますと。
全米小売業協会(NRF)は、サンクスギビング・デーを含む週末4日間の売上高は前年比2.9%減の574億ドルと推算しています。1人当たりでは、407.02ドル(4万1520円)。2012年の423.55ドル(4万3200円)を3.9%下回ったんですね。サンクスギビング・デーの開店センセーションに浮かれて若い層を中心に厳寒のなかショッピングに繰り出しましたが、財布を取り出す手は暖まっていなかったんでしょう。かくいう私は、週末のセントラル・パークでのランニング用にユニクロのヒートテック、スポーツ用品店モデロで手袋やらイヤーカバーなど防寒具を買ったのみ。総額200ドル(2万400円)くらいの消費にしかなりませんでした。
【追記:オンライン売上高の詳細を付け加えます。】
ただし、インターネット調査会社コムスコアの集計では両日のオンライン売上高は前年比17.3%増。サンクスギビング・デーのみで21%増の7億6600万ドル、ブラックフライデーは15%増の11億9800万ドルと初めて10億ドルの節目を突破しました。ネットがホリデー商戦の売上けん引役となるのか、まだ希望の光は残っています。
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