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2050年、平均的アメリカ人はこんな顔

by • April 12, 2014 • GossipComments (0)19890

This Is The Face Of Average Americans In 2050.

1862−63年にリンカーン米大統領が「奴隷解放宣言」を発布する以前のアメリカでは、映画「それでも夜は明ける」でみられるような奴隷制が当たり前のように敷かれていました。

あれから150年経ち、アメリカではケニア人と白人女性の間に生まれた男性が米大統領として2期目を迎えています。リベラルなニューヨークでは、異人種カップルを見かけるなんて日常茶飯事。最近では、ブロンド美女や褐色の肌がまぶしい女性とアジア系男性が仲睦まじく手をつないで歩く姿を頻繁に見かけます。

以前にこちらで紹介したように、保守派を中心に猛批判を浴びたにも関わらず大手食品メーカーのゼネラル・ミルズは、人種の混じった子供をフィーシャーしたCMを放映しました。それもそのはず。米国勢局の統計をもとに伝えたところ、性別の異なる異人種婚夫婦は2010年で全米カップルの10%にのぼっていたんですから。異人種間の子供となると、2000-2010年の10年間に32%も急増!同一人種の子供の9.2%増を圧倒してます。

ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙でも、2012年2月の段階で取り上げていました。かつて異人種婚はタブーだったこの国では、ピュー・リサーチ・センターによると2010年時点で新婚さんのうち15%が違う人種と結婚していたんです。1980年から、2倍に及びました。人種別でみると白人が9%で、黒人は17%、ヒスパニック系は26%。もっとも多かった人種がアジア系で28%だったというから、オドロキです。

異人種婚、西海岸を中心に進行中。
us map
(出所 : WSJ)

これだけ異人種婚が進み、ミックスの子供が増えていけば・・。2050年のアメリカ人の容貌はどうなっていくのでしょう?

ナショナル・ジオグラフィックが教えてくれていました。

face of america

american face-3

「平均的」なアメリカ人は、こんなお顔になるそうです。いろんな人種が混じっていて、もう白人やら黒人やら判断してられないですね。

巷では異人種間の縁組みが浸透するなかで、

・Blackanese=黒人とアジア系のミックス
・Filatino=フィリピン人とラテン系のミックス
・Chicanese=メキシコ人と日本人のミックス
・Korgentinian=韓国人とアルゼンチン人のミックス

など、生まれた子供が自身のアイデンティティを説明するために、造語を作ったりしています。米国勢調査では世界各国の出自をもつアメリカ人に対応する努力を示すものの、異人種婚まで手が回らないことが背景にあります。

2010年の人種に関する質問項目は、以下の通り。

まずはヒスパニック/ラテン系/スペイン系の出自か尋ねられます。
question5

その他は、以下のように分類されるんです。
question6

(出所 : PRB)

異人種間のパートナ—の間に生まれた子供はカテゴリーに収まりきれず、言葉で自己主張するしかない状況。2050年頃には、大いに改善されていることでしょう。

(カバー写真 : americanprogress)

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