Investors Liked Facebook Earnings : Stock Hit All Time High.
フェイスブックは23日引け後に4−6月(第2四半期)決算を発表しました。
結論から言いますと・・・上場来の最高値を更新しています。
純利益が前年同期比138%増の7億9100万ドル。調整済みの1株当たりの利益が42セントと市場予想の32セントをゆうに超えました。収入も61%増の29億1000万ドルと、市場予想の28億1000万ドルを上回っていたんです。以下は詳細で、%は全て前年比です。
・広告収入 67%増の26億8000万ドル
・携帯広告収入 62%と市場予想と一致、1-3月期は59%から上昇
・月ベースのアクティブ利用者数 13億2000万人と市場予想の13億1000万人および1-3月期の12億8000万人から増加
・月ベースの携帯アクティブ利用者 10億700万人と1-3月期の10億100万人から増加
・1日当たりのアクティブユーザー 平均8億2900万人と市場予想の8億3100万人に及ばなかった一方、3月平均の8億200万人から増加
・1日当たりの携帯アクティブユーザー 39%増の6億5400万人
・営業利益率 48%と前年同期の31%から上昇
・決済その他の収入 9%増の2億3400万ドル
フェイスブック、今回の決算発表でもうひとつの記録更新を明かしております。
「Lean Back」ならぬ「Lean In」でお馴染みのシェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)いわく、3億5000万人ものユーザーがひとつのテーマで30億件もの交流を果たしていたのです。そのテーマとは・・・そう、ワールドカップ。さすが世界最大のスポーツの祭典。今年は西村主審の判定から前回の優勝国スペインをはじめイタリア、ポルトガル、イングランドが大番狂わせの予選リーグ敗退に終わったほか美女サポーターも話題となり、ネット上で驚異的な盛り上がりをみせていました。フェイスブック史上で最高を記録しています。
マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、米国での平均利用時間が1日当たり40分と発言していました。利用者の接続時間の長さは、1人当たりの収益化にも大いに寄与。利用者1人当たりの収入は2.24ドルと、前年同期の1.60ドルおよび1−3月期の2ドルを上回っています。
グーグルの決算ではクリック当たり広告料金は前年同期比6%減だった半面、携帯広告収入のシェアが高まったようにモバイル部門でフェイスブックは強さを発揮したかたちです。eマーケッターによると2013年にフェイスブックのオンライン広告シェアは2位で5.8%と、トップを独走するグーグルの31.9%からはまだ水を開けられていますが・・・フェイスブック派着実にシェアを伸ばしています。
オンライン広告シェア、FBはグーグルをピタリとマーク。
(出所 : eMarketer)
携帯部門広告では17.5%と2012年の5.4%から躍進。グーグルは反対に2012年の52.6%から49.3%へ低下していました。
携帯端末広告シェア、2014年見通しでFBは強さを発揮。
(出所 : eMarketer)
好決算に支えられフェイスブックは時間外取引では5.5%の大幅高を遂げ、75.22ドルの上場来高値で終えたのも納得です。
(カバー写真 : TechCrunch)
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