The Unhappiest City In US Goes To…
全米で住民が最も幸せあるいは不幸せを感じる都市は、どこなのでしょうか?
アメリカ疾病予防管理センターのデータを元に、ハーバード大学のエドワード・グラッサー教授、同大学の院生オリン・ジブ氏、バンクーバー・スクール・オブ・エコノミクスのジョシュア・ゴティレブ教授が導き出してくれました。
性別、婚姻関係、所得などで調整した結果は、こちら。まずは幸せランキング上位をご覧下さい。
1位 ラファイエット(ルイジアナ州) 0.1458
2位 ホウマー(ルイジアナ州) 0.1331
3位 シュリーブポート・ボジアー(ルイジアナ州) 0.1254
4位 バトンルージュ(ルイジアナ州) 0.1018
5位 アレクサンドリア(ルイジアナ州) 0.0926
6位 ロチェスター(ミネソタ州) 0.0886
7位 コープスクリスティ(テキサス州) 0.00867
8位 レークチャールズ(ルイジアナ州) 0.0860
9位 ナッシュビル(テネシー州) 0.8448
10位 フォーとウォルトン・ビーチ(フロリダ州) 0.08177
意外にも、南部が大勢を占めているんですね。特にルイジアナ州が上位5位を独占しただけでなく、トップ10のうち6位を占めていたのは驚きに値します。
ルイジアナ州といえば、2010年10−12月期に米国版:職探しに最悪な都市で1位、2012年での全米所得ランキングでもワースト3位だでした。とはいえジャズの街ニューオーリンズを抱え、フランス、スペイン、南米、西アフリカなどの食文化が融合したクレオール料理を育み、マルディグラの祭りが有名。日本人留学生射殺事件が発生するなど保守的な土地柄の半面、人情味溢れる州として親しまれていることも事実です。だからかなのか、Fワードを乱発する州だったりもします。
マルディ・グラ、今となってはカトリックに由来するとは想像できません。
(出所 : Nathan Rupert)
反対に最も不幸な都市はというと・・。
10位 スクラントン・ウィルクス・バー・ヘイゼルトン(ペンシルベニア州) -0.0860
9位 ゲイリー(インディアナ州) -0.0874
8位 ジャージーシティ(ニュージャージー州) -0.8777
7位 デトロイト(ミシガン州) -0.0906
6位 トレド(オハイオ州) -0.0972
5位 エバンスビル・ヘンダーソン(インディアナ州) -0.1031
4位 エリー(ペンシルベニア州) -0.1044
3位 サウスベンド(インディアナ州) -0.1044
2位 セントジョセフ(モンタナ州) -0.1075
1位 ニューヨーク(ニューヨーク州) -0.1198
ワースト10のうちインディアナ州が3位を、ペンシルベニア州が2位を占めていました。何より、「最も不幸せ」という不名誉な称号を得たのは・・・ニューヨークです!
金のなる木ウォールストリートを有し、ファッション天国ソーホーを抱えながら最下位でした。働いても家賃に給与が消えてしま上、パートナー探しも至難の業とあっては当然の帰結でしょうね。
「恋人募集」、街中に顔写真と電話番号を張り出すチャレンジャーまで!
(カバー写真 : Joseph Younis)
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