Apple Shares Dropped Sharply At The Beginning Of December.
アップル、師走に入って1日目の寄り付き早々に一時6.4%も急落しマーケットを騒然とさせました。11月28日の終値118.93ドルからわずか20分で一時111.27ドルへ落ち込み、結局115.07ドル(3.86ドル安、3.25%安)で引け。出来高を伴った大幅安、理由は以下の7つが考えられます。
立ち会い早々の急落局面で、出来高も増加ご覧のように増加。
(出所:Yahoo!Finance)
1)モルガン・スタンレーが米国テクノロジー・セクターの投資判断を「オーバ—ウェイト」から「マーケット・ウェイト」へ引き下げた
2)モルガン・スタンレーが推奨する戦略的ポートフォリオからアップルの比重を従来の4%から3%へ引き下げた
3)8日移動平均線を数週間ぶりに割り込み、117ドルのサポートを割り込んだ
4)バークレイズが目標株価を140ドルから120ドルへ引き上げ、過剰な強気への警戒感が台頭
5)月末のドレッシング買いを経て、利益確定の売り
6)パイパー・ジャフレイのアナリストは、2015年のホリデー商戦につきスマートウォッチが予想以下に終わりスマートTVを発売しない場合、売上高は前年比ベースで伸び悩むリスクを指摘
7)全米小売業協会(NRF)が発表した感謝祭を含む週末の支出額を受け、売上懸念が浮上
どれもそれらしい材料とはいえ、立ち会い早々に大幅安の引き金を引いた理由としては今ひとつ。単なるボラティリティ急伸だったのか、はたまたマーケットの潮流が変化する前触れなのか。テクニカル的には高値警戒サインが点灯していただけに、今回の下落で買い意欲に火を点けるか試されます。
(カバー写真:AP)
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【追記】感謝祭を含む週末のホリデー商戦、オンラインに反し惨敗 Next Post:
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