今年もやって参りました、セントパトリックス・デー。アイルランドにキリスト教をもたらした聖人パトリックの命日が祭日となった日です。この日が近づくと、マンハッタンはシャムロック=クローバーの鮮やかな緑が溢れ返ります。春分の日を前に、移り変わる季節を先取りした日といっても、過言ではありません。
マンハッタンではご存知のように、毎年恒例のパレードが開催されます。1766年とおよそ250年もの歴史を誇るだけに、春の到来を告げる風物詩となるパレードには、毎年150万人以上が詰め掛けるといいます。NY市内のパレード向け予算はその知名度の高さに比例し、驚くなかれ約53万ドルと半端ない規模なんですよ!とはいえ、リターンも大きく、2.5億ドルもの歳入をもたらすんですって。まさに海老タイ状態ですね。
アメリカ人のセントパトリックス・デー向け支出はというと、45億ドル!1人当たりでは、38.94ドルだそうです。総額を聞くとたまげちゃいますが、クローバーのバッジから、グリーンのTシャツ、さらにお酒まで入った1人当たりの支出と考えれば、安上がりですね~。ただし平均というのがミソで、参加しない方々を除外すれば、軽く50ドルを超えるのではないかと。今年は土曜でしたから、金曜の夜の日付けが変わるタイミングからお祝いした方々も、多いはず。
↓スポーツBARは、セントパトリックス・デーのおかげで緑化が進んでます。
今年は土曜日に当たったことから、例年を上回る規模で数え切れない人々が1日アイルランド人を気取り、アイリッシュ・パブに詰めかけてました。それはもう・・・筆舌しがたいほどの大盛り上がり。街を歩いていると、フツーに「Free Hi Five!」と声を掛けられハイタッチを求められたりします。
ただし、お酒が入っているので、ありえない事態もつきもの。3rdアベニューを歩いて写真を撮影しながら歩いてたところ、お店の軒先で携帯で電話中の金髪の小柄でキュートな女性が視界に入ったんです。この女性に対し、白人男性がやにわにつかみかかり、あろうことか彼女のお尻をわしづかみ!!悲鳴を上げた彼女の声を聞きつけ、傍にいたボーイフレンドが飛び出してきて、一触即発の事態と化していました。幸いNY市警がパトロールしていたので大事にはいたりませんでしたが・・。血の気が多くなってしまいがちなので、NY市警のご厄介にならないよう、お気をつけ下さいまし。
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正統派ドイツ系パブで、Prost!!