Unlock Them For The Love Of Brooklyn Bridge.
ニューヨークとブルックリンをつなぐブルックリン・ブリッジ。開通してから今年で132年目を迎え、ランドマークとしての存在感は群を抜きます。歴史を感じさせる重厚な造りが存在感をひときわ放ち、ドラマ”セックス・アンド・ザ・シティ”をはじめ数々の作品で名シーンを演出してきました。
連日、観光客でごった返すブルックリン・ブリッジには恋人達によるこんな風習があります。
お互いの名前を彫った錠前を橋に引っ掛けてロックし、鍵をイーストリバーに投げ込むというものです。ゴッサミストによると、もともとは2004年公開のイタリア映画”Tre metri sopra il cielo”に由来するとか。そこからどんどん波及し、今ではニューヨーカーですら永遠の愛を誓うためここにやって来るといいます。
NY市輸送局は6日、ついに橋に取り付けられた数々の錠前の撤去に動きました。その数、約450個に及びます。
ラブ・ロックの撤去作業、月に数回実施されているとの説も。
(出所:NYC DOT/Twitter)
なぜ取り外される必要があるのかと申しますと、1)インフラ整備の一環、2)通行する自動車への安全確保、3)施錠をめぐる事故を未然に防止——などが理由として挙げられていました。ブルックリン・ブリッジは2014年時点で1日当たり12万台の自動車、4000人の歩行者、3100台の自転車が利用するだけに、NY市当局としては橋の損傷につながりかねない愛の証に寛容となれないんですね。日本の皆さまも、どうか真似をなさらぬように。
(カバー写真:Jason Paluck/Flickr)
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