ご近所さんである米大手金融機関のエコノミストの方と、軽く飲みに行こうということになって、選んだお店はVig27 。
↓Vig27。ゆったりとしたBAR空間。トーンを落とした照明が優しい。
ここ、私が5年前に住み始めた頃、ネットワーク作りの拠点としたお店なんです。かつてはAubetteと呼ばれ、スウェーデン発のアシッド・ジャズ・グループ、ブランド・ニュー・ヘヴィーズのDJがスピンしていました。しかしオーナーがまもなく売り払ってしまい、店名もスタッフも変わっちゃったんですよ。
オーナーが変わった後は、週末にバーメイドがバーカウンターに立ちあがって踊り始めるという、映画コヨーテ・アグリー も真っ青なショーを繰り広げ始めたので、足が寄り付かなくなってしまいました。
↓コヨーテ・アグリー、タイラ・バンクスも出演してましたよね。
さすがに2年もたち、しかも月曜とあって週末は快適にお酒が飲めるだろうと、ここで待ち合わせしたんですよ。お店に到着すると、エコノミストさんは既にカウンターで私を待っておりました。
カウンターに座りドリンクをオーダーしようとした瞬間、変化に気がついたのです。
バーテンさんが、ピチピチのタンクトップから頑健な筋肉を惜しげもなくさらしていたのですよ!!そして店内もほぼ男性。女性は私以外に一人だけだったんですぅ・・・。
↓筋肉ムキムキ、男性フェロモン全開のバーテンさんがお出迎え。
そう、BARはゲイバーへ変貌を遂げていたのですよ!!!バーテンダーの筋肉マンにいつからゲイバーに変わ
ったのか尋ねると、ここ最近の収益の落ち込みをカバーするため、平日はゲイバーへ姿を変えたということです。エコノミストの方、私が口火を切るまで指摘しませんでしたが、「もう少しで君に電話して早く来てくれってお願いするとこだったよ」ですって・・・。ごめんなさぁぁぁぁい、知らなかったんです・・。
思い起こせば、2008年の冬にフィリピン系アメリカ人が経営していたIceも、安定的な売上をもたらすから、というわけでゲイバーに生まれ変わっておりました。景気後退のおかげで、ニューヨークのBARシーンは多様化が進みつつあります。
↓レインボー化するNYのBARシーン。NY市が同性婚を承認するのも、時間の問題かと。
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