スーパーボウルと言えば、全米きっての国民的イベントです。家族や友人が寄り集まり、チキン・ウイングスに齧りつき、ピザを頬ばり、ビールを流し込みながら一丸となって、決戦の動向を見守ります。普段はアメフトに関心のない私でも、このときばかりは便乗しちゃうんですよね。
去年はアップタウンの友人宅のハウスパーティーに参加しましたが、今年はハイチ人の友人に誘われ、巨大スポーツBAR、Ainsworth へ出かけることに。6000平方フィートを誇る体育館並みの広さが、実に圧倒的なんです。また巨大フラットスクリーンも惜しげもなく掲げられ、どこにいてもゲームの決定的瞬間を見逃すことはありません。
↓とにかく、ひしめくスクリーンの数に驚かされます。
試合開始が18時半だったので、18時過ぎには別のトリニダード系の友達とお店に入ります。しかし、既に黒山の人だかりで、空席なんて見つけるのは夢のまた夢。ハイチ人の友人からの電話を受け取られるよう、ジーンズの後ろポケットに携帯を入れていたところ、後ろからドリンクをこぼされて携帯が故障するハプニングまで発生しちゃいましたよ、トホホ。
↓Treo700を使ってたんですけどね。この一件のせいでBlackberryのCurve2に変えちゃいました。
グルっと店内を一周した後、とりあえずドリンクでも飲もうとバーカウンターに出かけましたが、カウンターには人々の垣根が幾重にもでき上がっていて・・。さすがにスーパーボウル時のスポーツBAR、間を縫ってドリンクを買いに行くのも一苦労です。
ドリンクを手にした余裕でフロアを一望しますと、予想外に女性が多いことに気づきます。しかもスポーツBARだというのに、肩もあらわなチューブトップでマシンで焼いた小麦色の肌を露出していたり、タイトなダンガリーシャツのボタンが第4ボタンまで外され、胸の膨らみを強調する始末。カウチ席では、インディアナポリス・コルツのTシャツとショートパンツをはいていた女性が、プレイメイトよろしくポーズを取っていて・・・私のつれは男性でしたが、彼ですら一体ここはどこなんだ、と目を丸くしてましたよ。
↓誰もゲームなんて見ていないんじゃ、って思っちゃいます・・。
しかも、ゲーム開始から1時間後、私と彼が店を出ようと出口へ向かうと、入場制限が掛かったせいで遅れてきた女性達が鬼のような形相で詰め掛けてたんですよ!フットボール選手のようなガタイのドアマンと口角に泡を飛ばして入店交渉していて・・。恐ろしい光景でしたよ、まったく。
彼女達、当然ながらお目当てはゲームではありません。お店を訪れる男性陣。かくいう私の友人であるハイチ人女性も、アメフトのルールなんてルの字も知りませんし、スーパーボウルのカードがニューオーリンズ・セインツ対インディアナ・コルツであることも、気にもしてませんでした。
私の男性の友人に「You have to find a right spot to fish better(いい魚を釣るために、正しい場所を見つけないとね)」と言われて、ハイチ人の彼女「Damn right(間違いない!)」なんて雄叫びを上げてましたよ・・・。日本で「星の数ほど男性(女性)がいる」に相当する、「There are plenty of fish in the sea」にかけての会話に、彼女のガッツが現れていました。
↓ちなみに、Plenty of Fish というオンライン・デートサイトもあります。
いやはや、スーパーボウルのスポーツBARでは、着飾った女性達による罠が張り巡らされていて、私も女性ながら怖かったです・・。
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