週末のある日、いつものように洗濯を始めました。ランドリールームが地下にあるため、エレベーターで往復する必要があります。さすがに5年もNYに滞在しておりますので、日本なら考えらない移動も慣れたものです。
洗濯が終わった時間になり、衣類を乾燥機に移すためエレベーターに乗った瞬間、考えられない事件が発生したんですよ。何気ない日常の狭間に、ドラマは起こるものです・・・。
私は鍵につけてあるキーホルダーを左手の人差し指でクルクル回して遊ぶ癖があるんですけど、その日はなぜかスルリと指から滑り落ち、あろうことかエレベーターとドアの間の溝に吸い込まれてしまったんですよ!!!!!
焦ってエレベーターのドアを押さえようとしたものの、閉まりかけたドアは無常にも反応せず・・・。エレベーターに同乗していた女性2人で、Oh my god・・・としか言えません。鍵が暗い溝の底へ消えいく様は、まるで映画のようにスローモーションがかかっていました・・・。
↓まさかこんな小さな溝に落ち込んでしまうなんて・・・思わないですよ。
幸い管理人に合鍵を渡していたので、いったんロビーに下りたった後で乗ってきた別の住人に確認して管理人さんの部屋の扉を叩きます。しかし、誰も出て来ないではなりませんか!!
その日に予定がありましたので、どうしても時間通りに洗濯を終えたかったため、もう一度エレベーターへ。ちょうど乗っていた女性に理由を説明し管理人に電話をかけるべく携帯を貸してほしいとお願いすると、快諾して下さったので彼女の住むフロアへ一緒に下りて電話してみました。
呼び鈴は無常にも鳴り続け、一向に出る気配はありません。10回くらい発信音が鳴った後でしょうか?管理人さんの声が聞こえて、ほっとひと安心です。
1階のロビーで待ち合わせて、なぜ電話に出るのが遅かったのかが分かりました・・・。何と管理人の女性、シャンプー中だったのですよ!彼女は嫌な顔ひとつせず、合鍵を持ってきてくれただけでなくエレベーター・シャフトへ落ちた鍵まで見つけてくれました。地獄の底に突き落とされたと思った刹那、天使に助けられた気分になりましたよ・・・。管理人さん、心から感謝します!!
ところで、鍵を落としてから出会った人々4人とも、「I have done that too」と口を揃えていたのは、驚きでしたね。私、エレベーターに鍵を落としたことなんて、今までなかったんですけど・・・。鍵をエレベーターの溝に落とす行為、誰でも一度は受ける洗礼なのでしょうかね。
↓管理人さん、文字通り泡だらけの頭で助けてくれました。感謝してもしきれません・・。
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