Mail-in Rebateの、骨が折れる返金システム事情

by • March 18, 2010 • NY TipsComments (0)1553

ある日、帰宅して郵便受けの中をチェックし、思わずニンマリ。だって携帯サービス会社ベライゾン(日本で言えばドコモに相当)から、返金のお知らせがきたんですもの☆

以前お話したとおり、熱気ただようスーパーボウルの夜、スポーツバーで3年近く使用していたTreoにお酒をぶっかけられ、ついにブラックベリー・デビューを果たしたのですよ。で、買い替えの際に「Mail-in Rebate」システムを利用すれば、買い替え額150ドルのところ、100ドル返金されるとベライゾン店員さんからうかがったんです。その通りに手続きを済ませた約2週間後、お目当ての返金のお知らせが届いたというわけ。

日本では聞いたことがないと思われる「Mail-in Rebate」システム。その名のとおり、

1)買い換えたときのレシート

2)買い換えた携帯の箱の一面にあるバーコード

の2つを指定の住所に送付すれば、ベライゾンから一部返金されるのですよ。

↓Mail-in Rebateで、150ドルのところ50ドルでCurve2に買い替えることに。

My Big Apple

これが、非常に面倒くさいんですよね~。コンビ二なんて便利なお店がほとんどないNYでは、公共料金の支払い、携帯電話の支払いは大体オンラインか電話で済ませちゃうことが多いんです。しかも金融機関のインターネットで、家賃など各種支払いも、インターネット、携帯からできちゃうんです。だから切手なんて、ほとんど買わないんですよ。同僚のアメリカ人ですら、私が普通郵便に必要な切手額を尋ねると、「I don’t know how much for regular price for mailing」なんて両手を挙げる始末でした。

あと切手を販売している店も、一部ドラッグストアか郵便局にほぼ限られてしまうんで、仕事中に外出する時間がほとんどない私は、購入すらひと苦労。でも、100ドル返金のため、合間を縫って片道15分かけワールド・トレード・センター近くの郵便局へ急ぎましたよぉ~。

↓ダウンタウンにある郵便局へ、ひとッ飛び~。
My Big Apple

紆余曲折を経て、ベライゾンから届いた返金のお知らせを開いてみました。小切手が入っていると思われた便箋は、型紙らしき感触があったので不思議に思っていたら、何と・・・・。

小切手の代わりに入っていたのは、カードだったのですよ!!!

↓左端には、私の名前とともに「100 DOLLARS」の文字が☆

My Big Apple

携帯を買い換えることなく過ごしていた3年の間、リーマン・ショックが襲ったとはいえ、ベライゾンと金融機関がタッグを組み、100ドル分のデビット・カードによって返金するシステムが構築されていたんですよね~。しかも添付されたお知らせを読むとデビット・カードで100ドルまで使用可能な上、もちろん各銀行でキャッシュへの換金もOK。私は後者に近い選択を選び、口座へ移すためカードを握って利用するJPモルガン・チェース銀行へ走りました~。

JPMチェースの店員さんに尋ねると、デビット・カードで返金するサービスはベライゾンだけでなく、携帯サービス2番手のAT&Tでも開始しているとか。ここ最近始まったようで、返金に訪れる顧客が多いようです・・。デビット・カードとして使えば楽とはいえ、使用する際には「クレジット」を選択せねばならないんで、カードとして利用するのも、ちょっと勝手が悪いからでしょうね。しかし・・・小切手ならATMに預け入れすれば、自動的に自分の口座に振り込まれるんですけど(汗)。

クレジット・カードでの返金も含め、このMail &Rebateサービスは手間とヒマが掛かってホントに骨が折れますよ。購入する段階でバーコードを読み取って、いっそのこと割引してくれたほうがずっとマシです。アメリカという国はシステムに効率性が乏しくて、ときどきウンザリしちゃいますよ・・・。

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