Facebookをはじめて、2年が経過したでしょうか。あまり多くはありませんが、NYの遊び仲間を中心に、神戸で過ごした高校・大学時代の親友＋クラスメイト、東京で酒とバカの日々をともに過ごした皆さま、そして私には恐れ多いアカデミックな方々まで加わっていただいております。毎日ステータスを変更することはありませんが、特に海外の面々とのやりとりが便利で、毎日チェックを欠かしません！！
名前を検索するだけで、加入していれば簡単に発見できるという仕組みのFacebookは、思わぬ再会をもたらしてくれます。高校時代の大親友で現在東京に住む親友が、私のススメでFacebookを始動させたある日。友人のリストを何気なく見ておりますと、「M」の欄からDJの名前が消えておりました。最近全く連絡を取っていなかったのフレンド・リストから削除されたのかな、とボンヤリ考えていたところで、頭のなかに電球が光ったんですよ。
↓♪Mのページを～、ゆ～びで～、たどってただけ～♪なんて、ナツカシイィ！！
私が18歳のとき。東京にはViettiという老舗のクラブがあったんですね。今はMaharajaあるいは居酒屋に変貌を遂げているお店です。そこで知り合った、同じ「M」で始まる名前の人物をふと思い出したんですよ。
その人物は、当時Jomoのバスケット・チームに所属していたアメリカ人。常にマネークリップに何十万単位ものキャッシュを持っていた人でした。約半年間のシーズンの後は、LAのコンドミニアムでオフを過ごすという、贅沢な生活を堪能したり。私も一度お邪魔したことがありますが、ハリウッド・ブルバード沿いはチャイニーズ・シアターからわずかな距離にあるコンドで、ジャクジー付きの豪勢さ。部屋の音響はBang and Olufsenで、NBA選手じゃないのに、スポーツ選手ってこんなに儲かるのかぁ、と驚愕したものです。
↓彼のお家にあったBang and Olufsenをみて、お金持ちになったら絶対買う！と決意したものです。
リッチで身長2m、ヘーゼル色の瞳が母性本能をくすぐる甘いマスクだったことから、この人は職業・人種・年齢を問わずモテる人で、常にガールフレンドが片手ほどはいたかと。その一方で、女性を選ぶ網の目は非常に細かく、常に才色兼備をチョイス。脳みそ空っぽのドールガールは見たことがありませんでしたね。彼の審美眼を横目でみながらワタクシ、地に足のついたキャリア・ウーマンになる！！と決意したものです。
Jomoとの契約終了を迎えた後は、私の酒飲み友達リストからも自動的に消えてしまった彼。約10年ぶりに発掘しちゃったのでメッセージを送ると、間髪を入れずにお返事が届きました。
彼は現在、コカコーラとCNNの街アトランタで生活していました。私が連絡を取ったことに非常に感激してくれて、こちらも喜びひとしおだったんですけど、それにはちょっと切ない理由が。23歳から、各国のバスケット・リーグを助っ人として飛び回る生活と言えば派手に聞こえるものの、彼は意外に慎重な性格もあって、人との付き合いをセーブしてきたんですって。そのせいか、引退した後に心を許せる真の友人がいないことに気づいたそうです。
↓ラッパーTI主演の映画 でもおなじみのATL。
アトランタは彼の故郷とはいえ、高校卒業後から10年近くも海外を転々としていたため、かつての同級生と感覚が合うこともなく。海外生活で知り合った人々に連絡を取ろうにも、電話番号をキープしていなかったりアドレスが変わっていて誰ともコンタクトをとれず。彼はTotally lostな心境だったとか。そんな折に、私がふっと彼の人生に舞い降りたそうな。
Facebookで連絡先を教え、電話で12年ぶりに会話したとき、私が「あなたの女選びが、なぜか私にとってキャリアを築くモーティベーションになった」とジョークめかして言うと、あまり自慢できることではない気がするのですが、「That is the best thing I’ve ever heard, you have no idea」なんて、受話器の向こうでいたく感動してましたっけ。軽い気持ちでリコネクトしただけなのに、予想外のエモーショナルな反応に心底オドロキましたよ。
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