あらら・・・としか言えません。だって28丁目で孤軍奮闘していた体育館クラスの大バコ、M2 が閉店しちゃうそうなんです。プロモーターの口コミで聞いただけなので、真偽のほどは謎ですが・・・。今のところ、ホームページをみると、4月16日のラッパーBirdmanによるパーティーをはじめ、4月22日のNFLドラフト・パーティー、そして5月16日のCommon+DJ Funkmaster Flexまで、イベントは盛りだくさんなんですよ。
友人のDJやバーメイドが働いていたので、当初Crobarからマンションとしてオープンしたときには、足繁く通ったものです。3階建ての店内は手前にHip-Hop、奥の巨大ミラーボウル会場が基本テクノとに仕切られ、2つの会場をつなぐトンネルはスペースコースターもかくやというコズミック空間で、来る人々の目を楽しませてくれておりました。
↓M2。もともとはCrobarというお店がありました。Mansionから名前を変えて再始動していたんですけど。
できた当初は景気が悪化するずっと以前であり、またユーロ高が加速していた折でもありました。バーメイドの友人いわく、バーカウンターには数え切れないほどのコーポレート・カードがタブ状態にあり、ドリンクをオーダーする英語にはフランス語やドイツ語をはじめ、ありとあらゆるヨーロッパ言語が混じっていたとか。
私の記憶では、インド系の男性陣が入店できず、声高にドアマンと交渉していたことも。そのときにドアマンが「You need some Gs to get in」と、しれっとインド人男性陣に申し渡していたことは、今でも耳から離れません。だって「G=Grand」、つまり1000ドルですよ・・・。彼ら、入店しテーブルをゲットするために、1000ドル以上払ったわけですよ。信じられない・・・。
景気後退直前に$$$が飛び交ったこのお店、かつてと同じようにセレブが通ったように、流行に敏感なシックな人々が詰め掛けていたおりました・・・が、昔日の面影は嘘のよう。不況のド底に落ち込んだ後は、夜遊び初級者のJersey Shore軍団、旅行者、あるいはゲットー勘違い系のテーマパークに変身しちゃいました。DiddyやNeyoが登場すると言っても、今では誰も行きたがりません。私も最後に行ったの、いつだったかな・・・。
↓リアリティ・ショーJersey Shore 。MTVで空前の視聴者数を獲得したおバカ番組です。
M2がクローズすると言っても、皆「Ah it was about time」と受け流す程度で、誰も驚きませんし・・。こうしてまた、ひとつの時代を築いたお店がNYナイトライフの歴史から消えていくことになりそうです。
↓経営者陣に米大手金融機関の幹部がいたことから、TARP資金が流れたという嘘みたいな噂も(爆)
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