Starting from square one、まだまだ雇用のハードルは高し

by • April 28, 2010 • NY TipsComments (0)1112

先ごろ、立て続けに悪い話を聞いてます。

何かと申しますと・・・先日、このようなTextが届きました。

「Hi sweetie well got bad news didn’t get a job at XXXXXXX so have to start square one」

アルゼンチン系の彼女、リーマン・ショック後にファッション産業から足を洗い、ダイアモンド産業に踏み入れたものの重労働を苦に退職したんです。その後、インテリア関係の職を得ようと面接を受けたのですが、残念な結果に終わってしまったのですよ・・。手持ちのカードがないため、「いちから出直し=start from square one」となったわけです。

↓Square one=Starting overとも言いますね。

My Big Apple

幸い、足もとの短期バイトでヘッジファンドに派遣されるそうですが・・・。病気のお母様を抱えているので、個人的にとっても心配。航空会社に勤める弟さんと一緒に生活しているので、家賃が払えなくなるリスクは低いとはいえ、彼女は来年の結婚を目標に貯金し始めたばかりなんですよ。ブラックベリーの液晶に並ぶ文章中から、ガックリ気落ちした様子が痛いほど伝わってきました・・・。

WSJ紙を読んでいると、先ごろ企業エコノミスト協会(NABE)が発表した4月時点の調査で、1-3月期に需要が「強まった」とする回答は57%となり、「弱まった」との回答はわずか6%に過ぎませんでした。雇用も「増加させる」との回答が22%と、1月の13%から上昇。「削減させる」との回答も13%と、1月の28%から低下していましたっけ。米4月消費者信頼感指数でみた雇用の6カ月見通し指数も、2004年7月以来の水準を回復してます。



↓消費パワーは確かに底堅いですよねぇ~。

My Big Apple



でも、まだ雇用環境は拡大したと感じられる声を聞きません。金融機関で勤務していた元エンジニアには、未だにアルバイト状態ですし。建設技師の友人も、給与を20%カットされてしまっていて、新たな資格試験にパスしない限り、給与の改善の余地はないとか。いつまで雇用市場のブルースは続くんでしょうか・・・。


↓ジョブ・フェア=就職説明会に並ぶ、長蛇の列は健在かも。


My Big Apple

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