鳩山前首相の迷走政治のおかげで、米国との蜜月関係は破たんをきたし、挙句の果てにはジャパン・パッシング、もっとシビアにジャパン・ナッシングと言われて久しい日本の立場ですが。
↓そういえば鳩山さん、オバマ訪日中にシンガポールへ飛んでましたっけ。
ちなみに、2007年5月19日に独・ポツダムで開催されたG8財務相会合では、ポールソン米財務長官(当時)が欠席したことがありました。表向きは「米中戦略経済会議の準備のため」と、説明しておりました。その裏では、ワシントンで4月13日に開催されたG7 財務相会合で、独のシュタインブリュック財務相(当時)が欠席するという事実が。何とシュタインブリュックさん、ナミビアへの家族旅行を優先したんですよ・・。ポールソンさん、当てつけですな。
閑話休題。
ある日ネイル・サロンへお出かけして、ぼんやり待ち時間の間に雑誌を読み始めたんです。私、女性雑誌も大好きなんですけど、ニューヨークで機会があると、手にしてしまうのは男性誌。そうです、GQとかEsquireとか。男性心理を垣間見ようという下心があるのは否定しませんが、記事のクオリティが比較的に高く、社会問題も詰まっているので、おもしろいんですよ。普段ウォールストリートの男性に囲まれてるので、メインストリートの男性がどんな問題に関心があるのか、読み取れて勉強になるんです。
そこで、オドロキました・・・。
今をときめく映画トワイライトのメインキャストであるテイラー・ラトナー表紙のGQ誌をめくっていと、どこかで見たような粋な男性陣が・・・。
↓テイラーくん。カワイイですねぇ~。Cheaper by the dozen2では子供だったのに・・。
「M The Sartorialist」と題したページで、オサレ日本人男性がフィーチャーされてたんです。タイトルの通り、BeamsやToorrowlandの仕立て人が紹介され、彼らの哲学と美学を取り上げてたんですよ~。さすがオサレ発信地TOKYOなだけに、他のアジア諸国とは一線を画すそのセンスが、米国男性の目にはオリジナルに移ったんでしょうね・・・分かりますよ!!
↓日本男性の感性、草食系を帯びてもインターナショナルかも!!
さらに。映画Aチームで鍛え抜かれた身体を存分に披露した、ブラッドリー・クーパーが表紙のDetails。こちらでは、「Tokyo USA S+yle」という欄を発見!!そこではHiroki NakamuraさんというVisvimというレーベルのクリエイターについて、1ページまるまる使って紹介されておりました・・・。
↓彼の感性の原点から掘り下げた、良質の記事でしたよ。
日本って確かに国際政治ではかなり遅れを取り、唯一の牙城であった経済でも、GDPでまもなく中国に追い抜かれるでしょう。とはいえ、文化面ではまだまだ、最高級のセンスとテクニックで少なくとも米国ではリスペクトを得ているわけです。日本在住で、経済誌の権威エコノミストで勤務していたイギリス人の知り合いは日本を「slowly sinking」と評価しておりましたが、沈むには、まだまだ惜しい創造力とエネルギーを内包していると実感するのであります。
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