会社の同僚のパキスタン系アメリカ人から、アフターワーク・ドリンクを楽しもうと誘われ、向かった先はソーホーです。先に会社を出ていた同僚からのTextを頼りにラファイエット・ストリートを北上していくと、地下へ続く怪しげな扉の前に、同僚を発見。彼が誘ってくれたお店は、Pravda ―、そうですプラウダ、赤と鉄の時代を彷彿とさせるソビエト系ウォッカBARでございます。
私、前からずっと行きたかったんですよね~。ここはセックス・アンド・ザ・シティで有名なフレンチ・ビストロのPastis や、R&B歌手ジョン・レジェンドが数年前にバースデー・パーティーを行ったLucky Strike 系列のお店なので、レトロかつメロウなムードに包まれてます。午後8時以降にライトが落とされると、ダークな香りが立ち込め、気分はまるでロシア・スパイです☆音楽さえガンガン店内を響かせなければ、ですが・・・。
↓地下へつながる細長い階段を下りると、そこはレトロ&メロウな空間が。
ここは名前の通り、ウォッカの品ぞろえがご自慢。同僚はウォッカ好きとあって、最初の一杯こそ私に付き合ってビールをチョイスしてましたけど、2杯目はメニューをめくって、ウォッカ・リストに目を留めます。しばし見つめた後「There it is!」と声を弾ませるので、何かと尋ねるとJewel vodkaがあったそう。
↓まだ午後8時前、ライトが明るく店内を照らしております。
Jewel vodkaとは、ロシアの宝石という名にふさわしく、希少価値の高い逸品。オンラインでも99.99ドルと、仏が誇るウォッカ、グレイグースの3倍近いお値段です。彼がオーダーしたロックのJewelを私も口に含んでみましたが、ほんのり味わった程度なのに、澄み切った味が口のなかに冴えわたり、静謐な熱風が胃袋を征服します。WOW!!このウォッカ、一度試すと他のウォッカなんて、単なる蒸留酒にしか感じられません。気品漂う、氷の肌の下に煮えたぎった血を通わせる貴婦人のようなJewel。見つけたあなたは、ある意味不幸な幸運者です。
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