以下、本邦介入についてのNYファースト・リアクション・メモ書きです。悪しからず。
介入に消極的と認識していた菅首相の再選で円高への「カルト・ブランシュ=白紙委任状」を受け取ったと勢いづいていたところ、頭から冷や水を浴びせられた――これがNY市場関係者の見方。
今回のサプライズな介入を受け、NYの為替ディーラーからは月末までに直近安値から5月の高値の3分の1戻しにあたる87円半ばをトライするだろう、との声が聞かれた。ただ単独介入とあって、円高スピードの調整との見方が優勢。むしろ円売り介入のプールバックとして、年末までに80円付近までの下落を予想するストラテジストもいた。
ちなみにドル円は1日で2.5%上昇を遂げた場合、フォロースルー相場となる。本日は3%超も上昇したため、四半期末・月末での本邦勢のレパトリが発生するまでは上値を試すか。
介入の規模もさることながら、介入の期間にも注目。前回の大規模介入当時はディスインフレのリスクに直面していたFRBが利上げシグナルを点灯するまで実に約1年も続いたが、FOMCが量的緩和策の第2弾を実施しかねない状況では長期間に及ぶとの憶測も流れている。
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