テキサス州からNYに引っ越してきたばかりのお友達が、マイナス20度の極寒の冬を前に仕事にも着用OKなコートを探すのに、手伝ってほしいというのでソーホーへショッピングへ出掛けました。とはいえ、日曜の昼下がりだったので、まずは腹ごなしにブランチをいただきにレストラン探索にNOLITAをめぐります。
待ち合わせのユニオン・スクエアからブロードウェイを南下して、プリンス・ストリートを左に曲がって、まずはコーナーにあるDelicatessen のメニューをチェック。ラファイエット沿いの角にあるこの店は、ブロードウェイからほど近いこともあって、いつも盛況なのです。シルバーメタリックの外観で分かるとおり、ヒップスターが好んで通いそうなモダンさです。ただオシャレ小僧とゴシップガールの高笑い、それに店内を突き刺すエレクトロ・ミュージックが食欲を阻害しそうなんですよね・・・。というわけで、とりあえずはパス。
↓Delicatessen。シルバーの柱に走る文字が目印。
そして次に向かった先はCafe Gitane 。ここは数多くのドラマや映画に登場しセレブリティにもファンが多いカフェなんで、店内は大盛況!音楽こそ控え目ながら、狭い店内いっぱいを会話が埋め尽くし、間違いなく腹筋を使わないとお話ができない!!さすがに30歳を超えて、こういう腹筋系のお店は食事が楽しめないので、あえなく退場です。サマータイムが終わった直後だというのに、ストリートを照らす太陽はうららかだったので、外のテーブルが空いていれば、ここでもよかったんですけどね。
↓Cafe Gitane。昔ジタンを吸っていただけに、一回は行ってみたいお店。
Gitaneをあとにして、プリンス・ストリートを東を向いて右側を歩いていると、シャンゼリゼ通りにたたずんでいそうな、カフェを発見。それもそのはず、店名がJacques なだけに、フレンチ・ビストロだったんです。もちろんブランチ・メニューも取りそろえてあり、私が狙っていたエッグ・ベネディクトもございましたので、ここに決めます。フランスと縁が深いモロッコ人らしき店員さんが誘う店内は、ほのかにアール・ヌーヴォーの黎明期を思い出させて、味わい深いのですぅ~。
↓プチブルな女性達が多いということは、味にも定評がある証拠!
お値段もブランチのプリフィックスに紅茶/コーヒー、フレンチフライがついて一品13ドルなので、それほど高くもありません。オーダーしてまもなく出てきた卵料理、期待通りプルプル卵で満足この上なく。味つけも珍しく比較的薄味なので、日本人にもしつこくありません。私には塩・胡椒が必要でしたけどね。
なにより、フレンチフライがカリカリほくほくで、お腹にたまること限りなし!アメリカなのでケチャップとともに登場しましたが、私は味付けはこってり欧州風味が好きなので、もちろんマヨネーズをオーダーします。店員のモロッコ人の方にマヨネーズはあるかと尋ねると、心なしか嬉しそうに微笑んでいそいそ大量のマヨネーズを運んで下さいました。
意外にも、マヨネーズとフレンチ・フライのハーモニーに一番喜んだのが、アメリカ人の私のお友達。10代後半のときにシェフを目指してトライベッカのレストランで勤務した時、マヨネーズ製作係だったこともあってマヨネーズがすっかり苦手になってしまったそうですが、10年たったあとにフレンチ・フライトマヨネーズの組み合わせが奏でる絶妙の味わいに、すっかりトリコになってました。気がついたら、マヨネーズが入っていた小鉢は、キレイにさらわれていましたよ。
↓モリモリなフレンチ・フライがうれしい!お腹いっぱいになりますぅ~。
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