またまたやって参りました、Cipriani。
ご存知のとおり、1931年にイタリアはベニスにHarry’s Barをオープンさせたジュゼッペ・シプリアーニが創業を開始し、レストランとしてはNYに5店を構えます。王侯貴族とのコネクションを軸に、ヘミングウェイやマレーネ・ディートリッヒなど当時のセレブリティが常連として名を連ねた歴史は、今でも光ります。最近ではモロッコの王子も、ソーホーはウェスト・ブロードウェイ沿いにあるCipriani Downtownのテラス席を陣取ることもしばしば。またCipriani Wall Streetはファンド・レイジングのパーティー会場として名を馳せ、毎週のことくレッド・カーペットで飾られ、パパラッチが周りを囲みます。
↓Cipriani Downtown。日曜はブランチ・パーティーにカラオケ大会を開催!お店の前に停まる車種が、また見ものです。
私が今宵訪れたのは、ビジネス・ランチとあってミッドタウンの南側に位置するCipriani Dolci。そうです、グランド・セントラル内にあるお店です。さすがNYのランドマークを悠然と見下ろせるだけありまして、午後12時半を過ぎたあたりでは、席という席が完全に埋まっておりました。
私今回のランチに、ロブスターのリゾットをチョイス。ロブスターの甘さをチーズの塩味が引き立て、えもいわれぬ美味に頬が落ちそうになります。定番料理ラザニアも、一口いただいただけでオーブンで仕上がったばかりの熱が口いっぱいに広がり・・・。ベニスの味、ここに極まれりという瞬間です。さすが80年以上の歴史を誇るだけに、おとろえませんね~。
恥ずかしながら私、最近知ったんですが、Ciprianiと言えば牛肉のお刺身ともいえる、カルパッチョを発明したことでも知られるそうな。お酒では白桃のピューレにイタリアのスパークリングワインであるプロセッコを掛け合わせたカクテル、ベリーニの発案者でもあるそうですね。どおりで食前酒にベリーニはいかが、と勧められたわけです・・・。
↓ベリーニ。私はついついブランチにミモザをオーダーしがちですが、今度はこれを頼もうっと。
仕上げにいただいたティラミスが、また絶品でしたねぇ~。中くらいあるお皿に満タンに盛られたティラミス、表面にこってり塗られたカスタード・ソース+マスカルポーネ・チーズの中から、顔をのぞかせるビスケットが、なんともお上品です~。私、甘いものはそんなに得意ではないのですが、こんな芸術品のとうなDolceなら、大歓迎です!絶妙なバランスのカクテルを口に含んだかのような至福を、文字通り味わいました~。
↓たっぷりクリームの中から、エスプレッソが染み込んだビスケットがこんにちは♪
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