さてさて。感謝祭明けの金曜であるブラック・フライデーは、ばら色の年末商戦の到来を告げました。29日付けウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙によると、全米小売業界の調べでは前週末に小売店やインターネットサイトを訪れた顧客数は2.12億人となり、前年比で8.7%増となったとか。感謝祭当日の木曜25日から26日まで4306人を対象に調査したところによると、平均の支出額は365.34ドル。前年比で6.4%増となりました。
各小売店はドア・バスターズと呼ばれる格安キャンペーンを張ったほか、インターネットではアマゾンやウォルマートが送料無料キャンペーンを展開した結果、上場の滑り出しでしたね~。店舗形態別では、ディスカウント・ストアが40.3%と前年の43.2%を下回りつつ、百貨店は52.0%と前年の49.4%を超えました。オンラインも健闘し、前年の28.5%から33.6%へ上昇。ディスカウント以外が健闘している数字は、まばゆいばかりです!
↓ご覧の人だかり!パレードなんて行ったら、呼吸困難に陥りそう・・。
ニューヨーク・タイムズ紙も、ブラックフライデーの活況ぶり大いに伝えてくれていました。NYの一般大衆向け百貨店メイシーズでは、午前4時の開店を前に7000人もの人々が列を成したといいます。前年の5000人から、40%増という快挙を成し得たわけですな。
というわけで。
感謝祭明けの27日、いわゆるサイバー・マンデーは、お買い物のお話でもちきり!どこへ出掛けたか、何を買ったか、どれだけ出費したか、弊社のノン・ジャパニーズ軍団の間で話題になっていました。ただし、あまりの人出にへきえきしたことから、お買い物すべてをブラックフライデーに注ぎ込んだわけでもないようで。家族と過ごす時間を重視し、お買い物に割く時間を減らしたという声も聞かれました。
↓ターキーを詰め込んだら、Ready, set, shop!
それでも、やはりマジックは存在したようです。私の友人は法学生で働いてないにも関わらず、「32インチのフラットスクリーンTVが、500ドル以上だったのに今回280ドルだったから買っちゃった・・・」と言います。この人、普段お金がないと不満を漏らし続け、食事は美人な彼女に寄って来る男性陣とのデートでやり過ごしてるんですけど・・・。相当財布の紐の堅い彼女が開くなんて。きっと詰め掛ける人々の熱気が彼女のショッピング魂に火を点けたんでしょうね。私は幸か不幸か仕事でしたから、全く関係ありませんでしたけど。
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