週末は早々に退社して、メイン州はポートランドへお出かけしました。急いでウォールストリートの駅から2、3番の赤い地下鉄ラインに乗り込み、42丁目タイムズ・スクエア駅を目指します。下車した後は、連絡通路を使ってポート・オーソリティへ向かい、ボストン行きのバスのゲートへ。かつて週末にピッツバーグへ向かったときより、格段に人が少なくって、2席分をゆったり利用することができました。サンクスギビングデーとクリスマスの狭間だったことが恩恵したのか、ラッキーです☆
↓ピーター・パンというバス会社。ボストンまで往復で46ドルでした。
ボストンのサウス・ステーションに到着したところで、今度は迎えに来ていただいたお友達の車で一路、ポートランドへ向かいます。さすがミッドナイトを過ぎた頃とあって、ハイウェイはガラ空き。時速80マイルと、100kmをゆうに超えるスピードで走りこんだせいか、1時間半とあっという間にポートランドに到着しました。
途中で鹿など動物が飛び出してくる危険を考慮してライトを変えたりしたところが、なんとなく郊外らしい。事実、ポートランド出身のお友達は若かりし頃、突如道路を横断しようとしたムースにぶつかり、全身打撲、縫合40針以上、肋骨骨折、両腕骨折、左手のひとさし指切除ギリギリと、いたく悲惨な事故にあったことがあるとか。というわけで外側はサイボーグ並みのドイツ車で防御し、高速度を上げながら運転と証明には細心の注意を払っているとのこと。そりゃそーですね・・。
翌日は、さっそくポートランドの街を徘徊します。お店の軒先に目立ったのは、「Buy local」の文字が躍る看板。あまり大きくはないものの、ストリートのあちらこちらで見かけます。お友達いわく、スターバックスやマクドナルドなど大型チェーンを好まない地元柄、こうしたサインを掲げるお店が多いとか。そういえば、確かにスタバも3軒くらいしか見当たりませんでした。
↓地元のコーヒースタンド「アラビカ」にも、ありましたBuy local。
失業率はというと、10月の段階でわずか6.7% 。1月に9.3%まで悪化し1991年2月に記録した最悪の9.5%に迫ったとはいえ、その後はほぼ順調に低下し景気回復の足どりを確かなものにしています。米国全体が11月に9.8%へ悪化したことを考えると、意外です。
主な産業は漁業、観光、そして海に面するだけに海軍など造船業だとか。確かに漁業は貝類などの漁獲量が多く、アメリカ人が食するロブスターの9割 がメイン産との記事もあります。また海と山に囲まれ風光明媚なことからも、観光地だけでなく映画のロケ地に選ばれることもしばしば、だそう。
↓兵庫・西宮発祥のJIB のごとく、帆で作ったバッグのお店もあります。
米国勢調査局によると、2006年段階でポートランドの人口は6.3万人 。メイン州自体が132万人と神戸並みのサイズで、そのうちの4.5%を占めるおります。人種別の人口比率は91%が白人。黒人が2.6%、アジア系が0.2%とあって、私が街を歩いているときも、アジア系はわずか2人しかみかけません。ただ北大西洋に面するだけあって、イギリス移民の第1世代がアメリカに植民してきた歴史があるせいか、生活・文化的水準が高いのでしょうか。ピッツバーグの田舎モネッセンのように、老人・子供から奇異な目で見られることは全くありませんでした。
また日本食レストランが多いことにもビックリ!!スタバ3軒、ダンキン・ドーナツが2軒しか見当たらないなかで、韓国や中国とのフュージョンらしき、なんちゃって系日本食レストランを含め少なくとも4軒はありましたよ。なかでも、お友達がお気に入りのレストラン「島」は、れっきとした日本人男性がオーナーを務めているそうです。
↓ワシントン筋の日本人の方からは、こんな写真をいただきました。品川市と姉妹都市なだけに、日本食と日本人もわけなく受け入れられる?
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