ポートランド旅行記はちょっと中断いたしまして。
12月7日、恒例のニューヨーク証券取引所(NYSE)にて、第87回クリスマスツリー点灯式が盛大に行われました。
盛大、なんてのは大げさでした・・。いえ、もちろんクリスマス・キャロルを歌う聖歌隊が登場し、ホリデー気分満点だったことは言うまでありません。今年はブロードウェイ・ミュージカル「エルフ」の出演者が、クリスマスの到来をその美声で告げてくれました。しかし・・・何とも質素でいただけません。目に飛び込むイルミネーションの嵐!というより、良く言えばスノーホワイト、悪く言えば質素なライトアップとなりました。
↓星条旗がかかっていないだけ、まっちらけ、どっちらけ~。
なぜ私が不満かというと。
去年を振り返ってみましょう。リーマン・ショックが残した爪跡を引きずる2009年は、80年代「We are not gona take it」でヘッドバンガーを狂喜させたTwisted Sisterが登場。また、90年代に「Shine」で各FM局のヘビーローテーションの座を勝ち取ったCollective Soulなども参加し、そのグランジ・ロックをウォールストリートに響かせました。しかし・・・前線を退いたロックグループという感はぬぐえず、TWisted Sistersにいたっては、看板ボーカルのDee Sniderなしの登場で、全く意味ナッシングでした。
↓それでも、クリスマス・ツリーはご覧の通り予算の意味ではなく真っ赤!
ではリーマン・ショックという稲妻がNYSEを直撃し、依然として火の粉が落ちるなか、あらゆる意味で重鎮がNYSEに別の意味で衝撃を与えました・・。なんとR&B界の女王Aretha Franklinがその艶姿を披露しました。彼女と比較して知名度は落ちるとはいえ、もう一人実力派シンガーソングライターのGavin DeGrawも、花を添えていました。
↓NYSEのシンボル6本の柱に、ご覧の電球が!!1日当たりの電気代はいったいいくらだったんでしょうか・・。
あれから2年。ダウ平均は終値ベースでリーマン・ショック前の高値を回復しましたが、NYSEは、失った輝きを未だ取り戻していません。
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