投資格付け会社S&Pが米国の長期格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」へ引き下げた同じ日、ホワイトハウスは締切り日と合わせオバマ米大統領夫妻の2010年確定申告 を発表しました。書類によると、オバマ夫妻の2010年所得は172万9096ドル。2009年の550万5409ドルから激減しておりました。
印税収入の減少が響いたからです。著書「マイ・ドリーム(Dreams From My Father)」、 「合衆国再生―大いなる希望を抱いて (The Audacity of Hope)」 、そして「私たちの娘への手紙( Of Thee I Sing)」の印税収入は138万2889ドル。2009年の517万3777ドルからは、大幅に減少しました。2010年の8月に支持率が41% まで低下したようにオバマ離れが一因なのか、オバマ・ファンの購買部数が飽和したことが原因なのか・・・恐らく両方でしょう。ちなみに2008年には、約270万ドル稼ぎ上げてました。
ま、いくら印税が減少したとはいえ、オバマさんはこれからグリーンスパン前FRB議長、クリントン元大統領のように2ケタ万ドルの講演料のほか、回顧録その他でがっぽり稼げるわけですから、問題ないはず。
↓2005年は講演料だけで750万ドル叩き出しました。時給12.5万ドルなんてことも・・。
米大統領としてのお給料は、39万5188ドル。2009年の37万4460ドル から小幅増となりました。米連邦税としてアンクル・サムには43万5770ドル納入しております。所得税率は最高の35%ではなく、26%に相当してますね。住所があるイリノイ州には、5万1568ドル支払いました。
↓富裕者層の減税廃止なら、オバマさんも対象となるはず・・。
オバマ一家は、2010年に24万5075ドルもの寄付金を投じました。所得全体の14.2%に当たります。36もの団体に支払いました。1回の募金額は1000ドルから1万5000ドル。最大の募金額となる1万5000ドルは元大統領コンビのハイチ震災復興支援団体であるクリントン・ブッシュ・ハイチ基金に送られました。寄付金の振り向け先としては、ハンディキャップを抱える退役軍人の支援団体フィッシャーハウス基金が最も多く、全体の半分が投じられております。ミシェル夫人とジル・バイデン副大統領夫人、米国軍人の家族支援キャンペーンを始動させたとおりですな。
ざっとオバマさんの確定申告をご覧になっていただきました。個人的には印税収入より、大統領のお給料明細が気になります・・。来年も昇給するんですかね。
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