引っ越しってホントに疲れますよね~。一人で梱包、配送、荷ほどきをこなしたわけはなく、どちらかと言いますと指示係とお掃除係を担当しただけで、アメリカ人やラテン系のお友達に手伝っていただいたんですけど・・。ずっしり身体が重い毎日です。
身体とは反対に財布は軽くなる一方。でも、落ち込んでいては心機一転の意味がないと踏ん張りまして、ないお金をはたくことにしました。自分へのご褒美に、おいしいおいしいブランチに舌鼓を打つことに決めたんです。もうここのとこと、外食がめっきり減ってましたから・・。お気に入りのジーンズに春らしくピンクのバックストラップを履いて、目指すはタイムワーナー・ビルディングです。
以前にご紹介した大人気フレンチBouchon Bakeryを尻目に、今回向かった先は奥にひっそりたたずむA Voce 。24丁目のマディソンにある本店より、ややカジュアルなムードでおもてなししてくれるイタリアンです。マディソンのお店は生粋のエグゼクティブ・ニューヨーカーが好みそうですが、こちらは比較的年齢層が低くて観光客も多い気がします。
↓予約なしでも入店できるのは、敷居が高くみえるからでしょう。
若干重厚なトーンが本店から下がるとはいっても、さすが高級イタリアン。ブレッドからして、ホクホクふわふわな上で、表面は狐色の照りがまぶしいほど。フマスと一緒にいただきます。これだけで、脱力。頬が落ちるどころか、全身がふにゃ~んと椅子に沈んでしまうほどですよ。
↓手に取ると暖かく、まさに食欲を増進する一切れです。
私のお気に入りは、なんといってもスクランブルエッグ。純白のお皿に黄金色の卵がプルプルと息を吹いたかのよう。そこにちょこんと鎮座するのが、トリュフでございます。嗚呼、ブランチからこんな贅沢を文字通り味わってよいのかと、ちょっと罪の意識に苛まれるのも一瞬。ウェイターさんが荒挽き胡椒を手馴れた手つきでガリガリっと落としていただいたら、香ばしさアップでもういてもたってもいられません。
皆さんも、どうかお疲れを癒すのに、ブランチでいたわってみて下さい。トリュフのスクランブル・エッグはUova strapazzateで18ドルですから、お値段も胃に優しいですよ~。
↓思い出しただけでも、幸せになれる味です!!
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