いやー、23日の地震はオドロキました。我ながら後で振り返って、地震に「大」を付け加えたのは、大ゲサも甚だしいです。大変失礼いたしました。
↓NYではこの程度だったり??ちなみにアメリカで「震度」はありません。
個人的には、NYで地震に遭遇するなんて、これっぽっちも予想してなかったんです・・。なんてこと言うと、思い出すのが1995年1月17日に発生した阪神大震災。あのとき、わずか1日前に「神戸って100年も地震ないからえーねー」と友達と談笑していました。あの経験をすっかり忘れ、NYに地震が来ない都市伝説を信じたのは、私も愚か者です。
NYの地震の歴史を振り返ってみると、17世紀から観測されており、スパンはわずか3年のときもあったんですよ。1925年2月28日はマグニチュード7の地震が直撃したほか、わずか4年後、世界恐慌の最中の8月12日、1931年4月20日も見舞われています。いずれも「皿が滑り落ちて割れ、壁にヒビが入る」ほどだったんですって。
カナダのセント・ローレンスやマサチューセッツ州ニューバリーにある断層、あるいはマンハッタンの125丁目の地下を走る断層もあり、地震がない都市とは言えなかったんですね。地球学の権威コロンビア大学のラモント・ドハーティ地球観測研究所のジョン・アームブラスター博士も、「NYがM5.0の地震に見舞われる可能性は、少なくとも100年に1回ある」と分析しておりました。
↓2008年1月頃には、こんなヒップホップ・ミックステープが発売されたんですな。
ちなみに震源地がヴァージニア州だったにも関わらず、カナダまで揺れが波及した背景として、コーネル大学で地震学の研究を行うラリー・ブラウン教授は、「東海岸の地殻は古く、より頑丈である」ことを挙げています。地震が頻発すると言われる西海岸の場合、地殻や断層が地震で破壊・分断されているため地震の波が伝わりにくいそうなんですよ。東海岸は、この反対なので、北はカナダ、西は五大湖の近くミシガン州のデトロイトにまで及ぶというわけです。
では超高層ビルに居住/勤務するなかで地震に遭遇した場合、どうすればよいのか。コーネル大学のブラウン教授は、「外に出るときは階段を使うべきだが、机の下でせめて避難するのもよい」と、日本人なら学校で習ったことを推奨しておりました。マンハッタンでは、特にこのススメに該当しますな。
グランド・セントラル拡張工事を特集した番組によると、地盤の強固さとビルの高さは比例するんですって。従ってスカイスクレイパーで地震被害に遭った場合は、机の下に隠れるのが一番無難だそうです。下手に外に出ても、落下するガラスやコンクリートで最悪の事態に陥りかねないから。
あ、あと女性はヒールで超高層ビルの階段をスムーズに下りるために、スニーカーを用意しておいて下さい。10cm以上のヒールで実際に39階下りた経験からいいますと、実際に大災害が発生した場合は照明が点灯せず、かつ大勢の人で手すりを利用できるか定かではありません。備えあれば憂いなし。しっかり心の準備をして、不測の事態に備えましょ。
↓ヒールで転倒して、二次災害を引き起こすリスクも回避できます!
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