東日本大震災から、半年。被害に遭われた皆様には、あらためて心よりお見舞い申し上げます。
震災から半年ということは、NYの同時多発テロ事件が発生してから、10年ということになります。長い年月を経て、大統領だったあの男が、沈黙を破りました。
↓すっかり公の舞台から遠のいたブッシュさん、満を辞して登場です!
ナショナル・ジオグラフィック・チャンネル、通称ネット・ジオがMTAの地下鉄車内に大々的に広告を張り、鳴り物入りで組んだ独占インタビュー。ただコマーシャルが悪かった。小学校のクラスルームで悲報を受け取ったとき、彼の心を走った言葉は
「Who did it to America?」
→誰がアメリカに攻撃を仕掛けたんだ?
この言葉をインタビュアーに向かって吐き出す前に、一瞬間を置いたんですよ。この間が、いたく猿芝居をほうふつとさせてしまい・・・。誰も見る気がしなかったんじゃないでしょうか。実際、フェイスブックでも何かつぶやいていた人は皆無。まー私のお友達は基本的にリベラル派が多いので、完全スルーです。
米空軍に対し、着陸を拒否した旅客機に撃墜を許可する命令を下したことが、以下に苦渋の末の決断だったかを説明したり。フライト93がペンシルベニア州郊外に墜落したとの知らせを受けた当時は、自身の命令の末にアメリカ人の尊い命が失われたのかと、心痛したようです。当時の気持ちを、ブッシュさんは
「You really don’t know what it’s like to be a wartime President until the moment occurs」
→戦時中の大統領というものがどんなものか、なってみないと分からない
と振り返っておりました。そりゃーそうでしょうね。
ブッシュさんの独占インタビューが9月11日当日ではなく、8月25日だったことは番組と地元ニューヨーカーの心中を察して余りあるように思えます。皮肉なことに歌姫ビヨンセが妊娠を発表したMTVミュージック・アウォーズ2011では、視聴者数が1240万人とMTV史上で過去最高を樹立していました。
↓翌日の新聞の一面も、ハリケーン「アイリーン」とビヨンセでした。
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