ブラックベリーといえば、ビジネスマンから女子高生まで活用するスマートフォンの代名詞・・・のはずが、ご存知のとおり、今週月曜から欧州と中東を皮切りに機能停止という体たらくです。11日にはラテンアメリカに不毛地帯は広がり、本日12日には、北米にいるワタクシが利用するブラックベリーちゃんも、メール送受信が不能となっておりました。
そんな事情もあって、ついにワタクシ、携帯のアップデートを決断!!早速、契約している携帯サービス会社ベライゾン・ワイヤレスの携帯アップグレード画面で、乗り換え携帯の候補を検索し始めたわけです。当然ながら、ただいま予約受付全開中のiPhoneがいの一番に登場して、存在感をアピール。最初は爪に反応しないわずらわしさから敬遠しておりましたが、時代の変化についていかないのも、いかがなものかと再考して・・・iPhone 4Sのホワイト・バージョンをゲットする決意にいたりました!
↓iPhoneを手に、心機一転2011年型生活へチェンジ~。
アップグレード可能な時期に入っていた上、6年以上もの契約期間も功を奏し、お代金185ドルでiPhoneに乗り換えです!21日に届くのが、とっても楽しみ~。
と、悦に入っておりましたら、親友のハイチ人から「iPhoneオーナーになったら、テキスト料金が無料になるね~」と喜ばれたんです。何のことかと思ったら、アップルちゃん、本日12日に「iOS5」を発表してたんですね。この「iOS5」にアップグレードしてiMessageを取り入れれば、iPhone、iPad、iPodなどあらゆるアップル製携帯端末でのテキスト、写真、動画のやり取りが、Wifiを用いることで完全無料になるんです!!
私が使うベライゾンの携帯プランには、テキスト(携帯を通じた文字だけのメール)し放題があります。しかし、し放題ばかり、とは限りません。例えばくだんの、ハイチ系アメリカ人の携帯サービス会社AT&Tでは、テキスト件数200件につき月額5ドル、テキスト件数1500件の月額15ドルまで、とサービスを規定してあったりします。これを超えると1件につき、10セント徴収されていたんですって。
ちなみにベライゾン、AT&T、そしてスプリントと携帯サービス会社はテキストの配信料を収益源として、重宝しておりました。なんでも、ウィスコンシン州選出の米上院議員、ハーブ・コール議員(民主党)の調査によると、特に2005年から収益源として着目され、テキスト1件の料金は2005年当時の10セントから20セントへ倍増されたんです。2008年時点で前年比23%増の2.5兆件ものテキストが送信されていたわけですから、単純計算で50兆セント、すなわち年間5000億ドルがテキスト配信の利益となっていたわけですよ。
当然ながらテキスト料金はプランに含まれており、上記の計算を鵜呑みにすることはできません。でも5000億ドルがどれだけすごいかと、いいますと、FRBの量的緩和策第2弾(QE2)は6000億ドル、オペレーション・ツィストが4000億ドル、そしてギリシャのGDP約2500億ドルの、倍です!!!恐るべし・・・。仮にパッケージ・プランを除いたテキストのみの超過料金が2.5兆件のうち100分の1を占めると想定しても、計50億ドル。もめにもめたギリシャの第6回分の融資、80億ユーロを彷彿とさせる数字を保つんです。
くだんのハイチ系アメリカ人も、「iOS5」にアップグレードして、これまで利用してきた毎月1500件/月額15ドルのプランを解約すると宣言してました。お友達のプランなら、パッケージ料金で毎月テキスト200件まで無料なので、必要ないわけですね。1年間で180ドルの節約となるわけです。ちなみに、米国を中心としたAT&Tの利用者9800万人、月額15ドルのプランを放棄する人々が増加すれば、携帯サービス会社の痛手となること、間違いなし。
↓ジョブズさんのお仕事かしら。さすがのアイデアに脱帽・・。
私は普段はベライゾンでテキストし放題なので関係なかったんですけど、11月末から12月半ばまで帰国するので、大いに恩恵にあずかることができそうです!ニューヨークのお友達と無料でテキストができるかも!!日本のお友達とも、ソフトバンクでプリケーを買う必要がなくなるかもしれない!!というわけで、大コーフンです~。
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