日本からいらしたお客様をNYMEXへお連れした後、ちょうど時計の針は午後12時を回っていましたので、ランチへお出かけです。
P.J.Clerkesというパブの1884年操業の老舗をチョイスする案が浮上したものの、PJといえば55丁目と3aveに行かねば意味がない!という決断から、ハドソンリバーを一望できるThe Grill Room に心を決めました(※注意:残念ながらクローズしてしまいました)。ここ、私がかつてNYMEXにて勤務していた頃、パワーランチにたま~に利用してたんですよね。
↓夜景がまた、格別なんです。目の前のハーバーは、「ベガスの恋に勝つルール」、「最後の恋のはじめ方」、「ブーメラン」など、数々の映画の舞台に登場。
ここは、いわゆるザ・ウォールストリートの金融マンらしき男性がお肉をほおばりながら商談あるいはビジネスの合間のつかの間の贅沢を味わうのに最適なレストラン。すでに私たちの前には5、6人のダークスーツを着た年格好30代のヤング・エグゼクティブが群れを成していました。文字通り精鋭という言葉がふさわしい、空気すらシャープに刻んでいくかのような印象を残す方々たち。リーマン・ショック後は、ぐっと激減したタイプです。
さて、こちらのレストランの眺めは映画「ウォール街」さながら、オールバックにダークスーツの古き金融マッチョな男性陣ばかりではありません。前述した、180度広がるハドソン川!しかもバーカウンター寄りの席からは、自由の女神が拝めるという特典も!THE NYという言葉が漏れてくる風景に、心もお腹も満杯になれます~。
私が選んだのは、シーフードのパスタ。ムール貝と海老がこれでもかと盛られ、ビジネスマンのお腹を存分に満たすこと限りなし。私は予想通り、平らげることはできず。さすが金融マン御用達のレストランなだけに、お上品そうにみえて、ボリュームに抜かりはありません。
↓ソースはしっかり出汁が効いて、ご飯にかけても美味のはず・・って我ながら庶民!
ひとつだけ言わせてもらうなら、アートですかね・・。白塗りのモダンなムードが漂うなかで、突如として現れる現代アートらしき絵画です。なぜか・・・淡い緑から鮮烈に飛び出すのは・・・電気カミソリ!!あまりに突拍子もなさすぎて、私には皆目理解できず。ウォールストリートのエリート、アメリカン・サイコなら、共感できるのかしら・・。
↓意味不明・・・キッチュという言葉しか浮かばないです。
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