乱気流に巻き込まれたり、3時間の飛行中に飲み物サービスを一切提供されることなく、非常に殺伐とした人生最悪のフライトを体験した後、ようやくフォート・ローダーデール・ハリウッド・インターナショナル空港に着陸です。
世にも不快な空の旅とは裏腹に、到着してからは手取り足取りのおもてなしが待っておりました~。家人の親友のアメリカ人がメルセデスでお迎えして下さったのですよ。6フィート以上の身長と水泳で鍛えた肩をもった家人ですらゆったり寛ぐことのできる滑らかな革シートは、ビジネス席のないゲットーなスピリット航空とは雲泥の差です。このお友達のアメリカ人の女性の頭上に後光がさしていたかのように見えたのは、言うまでもありません。
午後2時半過ぎに空港を出た後は、守衛が控えゲートで仕切られた高級住宅エリアに建つアメリカ人女性の邸宅へ寄ってから、遅いランチとなりました。私が初めてのフォート・ローダーデール というので、お友達が選んだのは、ビーチを一望できる人気スポット、Wホテル です。
4階まで上がった後に別のエレベーターに乗り込み、扉を開けると空と海が溶け合うマリンブルーが目に飛び込んできました~!NYのピンと張った糸のような鋭い青とは違う、どこまでも優しく包み込まれるようです。
↓境界線は、砂浜を思わせるクリーム色のフロアだけ~。
景色だけではありません。食事もとれるプール・デッキは、さすがWです。遊び心とデザイン精神をいかんなく発揮しており、見るものを心を弾ませてくれま す。プールとチェアが漫然とたたずむのではなく、あふれるばかりの水の中から、忽然とクリスタルの三角錐が浮かび上がっているのですもの。
しかも単なるオブジェではないのです。向こう側が透きとおってみるトライアングルに引かれて近寄ってみると、宇宙船へと続く階段が待っていたのです~。 プールで思い思いに手足を伸ばす人々を横目に階段をしずしずと下りていけば、フロントとBARであるリビング・ルームへ戻ることができるんですね。
↓水の中で無重力を味わうか、ステアから異空間を眺めるかは、あなた次第。
ホテルの外観からデザインまで言うことナシだった一方で、Wホテル5階のカフェでのメニューはアメリカらしいバーガーやらサンドウィッチ、そしてサラダ系と愛想がない。オフシーズンに頻繁に利用してマネージャーとも顔なじみのアメリカ人女性も同じことを考えていたため機転を利かせ、別のレストランからオーダーすることとなりました。しかし同じホテル内とはいえ、別のレストランからオーダーするとあって、ウェイトレスが何度も何度も足を運んでオーダーしたオムレツの中身から 始まって、ステーキの焼き加減とサイドディッシュを確認して、大変でしたよ。
ウェイトレスさんが足繁く確認した一方で、大笑いしたのはお勘定。ステーキのお値段がブランチ料金設定のはずなのに立派にディナー料金だったり、ドリンクが多めにカウン トされていたり、挙句に果てには同じホテル内でデリバリー料金が加わっていたり・・。普段足を運ばせるアメリカ人の女性が発見して、口をアングリしておりました。
↓胡椒なしのべっちゃりスクランブルエッグに、焼いただけ感たっぷりの肉の塊で50ドルはないでしょ。
うーん、何だか私なのか家人なのか、ニューヨークから厄でも持ち込んだんですかね。しかも夜にWホテルでリビング・ルームと呼ばれるBARに行けば、とても飲めたようなものでないトンデモ・マルガリータがを差し出されたり・・・。ははは、ツイてないときはツイてないもんです。
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