アップルが16日に発売開始したアップル新型iPad、日本でも大行列ができたのでしょうか。
発表当初はドラスティックな技術革新をみせつけたわけでもなく株価が下押しするかにみえましたが、なかなかどうして。1)画面の美しさ、2)高速通信ネットワークLTE対応、3)カメラ機能の向上、4)音声入力では日本語対応--が足元のタブレット市場では十分魅力的と判断され、アメリカのアップル・ファンにハートに火を点け恒例の一大イベントと化しました。
CNBCももちろん、早朝の番組「Squawk Box」で取り上げてましたよ!ニューヨークの5アベニューにあるアップルストアから実況中継したレポーターいわく、「月曜日から並び始めた」というつわものがいたそうです。月曜から列を作ったこの人、来る日も来る日もハンバーガーで飢えをしのぎ、トイレに立つときはアップル・ストアで用を足したといいます。5thアベニュー店は24時間営業ですから、いつでも出来てよかったですね、としか言えない・・・。
5thアベニューに詰め掛けた人数は、いったい何人だったかと思います??パイパー・ジャフレイのアナリストであるジーン・マンスター氏がわざわざ数えて行ったアナログな調査によると、750人を超えていたんですって。忍耐と体力の限界を掛けた計算をもとに、アップルは今年6000万枚のiPadを販売すると推測しています。もちろん、マンスター氏によるアップルの投資判断は、「オーバーウェイト」!15日には体を張った分析を経て、12ヵ月先の目標株価も従来の670ドルから718ドルへ引き上げました。足元から約23%の上昇を見込んでおります。
翻って2011年12月にオープンしたグランド・セントラル店はといえば、通勤で店舗を横切る私には全く気づかせないイ静けさ。新型iPadの販売を今週に控えていることすら疑ってしまうほどの平静っぷで、アップルのブームもここまでか、と思ったものです。ところがどっこい!16日当日になって、同僚がおはようございますと言うのももどかしく「お土産がありますよ~」と微笑んだかと思ったら、まさかまさかのアップル大行列の写真を撮影してくれていたんです!!私は普段グランド・セントラルを通過するのに、メットライフ・ビルの通路を経由して来るのですが、同僚は地下通路をわたって来たため、密かに整理されていたiPadの行列を発見し、決定的瞬間を切り取ることができたというわけです。
↓グランド・セントラル内のアップル、一見したところはこんな感じ。
↓しかしオープン前の午前7時半、行列は整理され地下に潜伏してました。警察官まで総動員!!
↓駅員さんも対応。43丁目付近から始まる行列は、4ブロック向こうの47丁目以降まで連なっていたそうです。
アップルの売上期待よりも、この行列報道で気になるのはマーケティング効果。アナリストが2010年に試算したところ、CNBCからCNN、ニューヨークタイムズ紙から地元フリーペーパーのメトロ紙まで取り扱うことから、金額にして7億ドル相当となるんですって。今回のiPadはiPhone4Sをしのぐと言われていますから、7億ドル超えは堅そうですね~。
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